第12話 初詣のイベント
今回は萩のメンバーと和樹の昔やっていた事と趣味がわかります!
沖縄がかなり寒くなり和樹は冬休みが入りクリスマスを終えて宇美と大掃除をしていた。
「これはこっちかな?」
そう宇美は和樹の部屋のゴミを運びながら言った。
和樹はあらかた掃除を終えて外に出ていた。
「あっ!」
宇美は和樹の机の上に置いていた何かを見つけた。
それは自作小説だった。
ページ数は150ページぐらいはあった。
宇美はこっそり和樹の自作小説を読み始めた。
内容は魔法を使える主人公が高校一年の春にいきなり転校してきた女子生徒と仲良くなりいろいろな出会いと笑顔と別れのバトル恋愛小説だった。
宇美はそれを読んで和樹の趣味が小説を創ることだと初めて知った。
今まで自分の家事をやってきた和樹の優しさに初めてありがたいと思った。
ーーーー
和樹は掃除を終えてカレンダーを見ていた。
日にちは十二月三十一日。
大晦日の今日和樹は空港の最終便で宇美と一緒に山口県萩市に遊びに行こうと考えていた。
「よし、晩飯の準備をするかな」
そう言って和樹は晩飯の支度を始める事にした。
「とりあえず新しい年になるしな何を作るかな」
そう言って和樹は初めて宇美と出会って作ったカレーうどんを思い出していた。
そしてその改造版を作ることにした。
ーーーー
宇美はお腹を空かせながら台所に向かった。
「宇美ちゃんすぐに晩ごはんできるから居間で待ってな」
そう言って和樹は黒いエプロンに赤いバンダナをして言った。
「あ、はい!」
宇美は頷いて居間に向かった。
和樹は湯気で汗を流しながら晩ごはんを作っていた。
ーーーー
「出来たぜ!」
そう和樹は言った。
「カレーですか?」
そう宇美は和樹に聞いた。
「ああ、俺お手製のカレーそばだ!」
そう言って和樹はどんぶり茶碗を宇美の前に置いた。
中にはカレーのスープにそばが入っていてでかいえびの天ぷらずんと入っていた。
宇美は目を輝かせながら和樹を見た。
「なら、食べるか」
そう和樹は言った。
宇美は笑顔で「はい!」と言った。
手を合わせて二人は食べ始めた。
ズルルルー
和樹はそばをズルルルと食べていた。
宇美は少しずつ食べていた。
「おいしい!!」
そう宇美は和樹に言った。
和樹は照れながらそばを食べていた。
ーーーー
二人は晩ごはんを食べ終えて荷物を持って空港に向かった。
「よし、行くか」
そう和樹は言った。
「はい!」
そう宇美は言った。
和樹と宇美は空港までタクシーに乗り話をしながら向かった。
ーーーー
空港に到着して和樹はカフェオレを買って飛行機に乗員した。
「新しい年も楽しいといいね」
そう言って和樹はシートに座った。
「宇美ちゃん少し寝てろよ」
そう和樹は宇美に言った。
「はい、少し寝ますね」
そう言って宇美は眠りに入った。
和樹はノートパソコンで小説を作っていた。
今回は自身をモデルにするか悩んでいた。
和樹は宇美を見てヒロインにしたいと考えていた。
「ダメだな」
そう言って和樹は魔法使いの小説を書き始めた。
ーーーー
和樹は久々に来た山口に少し調子に乗っていた。
宇美は和樹の隣を歩きながら空を見た。
「よし、バスに乗れば十二時ぐらいには着くかな?」
そう和樹は言った。
「そうなんですか?」
そう宇美は和樹に聞いた。
「たぶんだがな」
そう言って和樹は新山口行きのバスに乗った。
そしてそこから東萩行きのバスに乗り宇美ちゃんと話をしながら東萩までバスに揺れながら外の景色を見ていた。
ーーーー
和樹と宇美は東萩駅に到着して東萩行きワンマンカーに乗り越ヶ浜駅まで電車に乗った。
ーーーー
宇美と和樹は越ヶ浜駅に降りて家まで歩いて行った。
二人が一緒に歩いていると前から一人の男性が来た。
「よう、和ちゃん!」
それは和樹の幼馴染みで従弟の木原宗助だった。
「久し振りだな宗ちゃん」
そう和樹は宗助に言った。
「おう!3年ぶりかな?」
そう宗助は言った。
「今から釣りか?」
そう和樹は聞いた。
「うん!イカ釣りにね」
そう言って宗助は釣竿を片手に持ちながら言った。
「そうか、気をつけろよ」
そう和樹は言った。
「あれ?和ちゃんその子は?」
そう宗助は和樹に聞いた。
「ああ、俺が世話になってる坂藤宇美ちゃんだよ」
そう和樹は言った。
「へぇ~リア充だな」
そう宗助は言った。
「いや、普通のオタクだよ俺は」
そう言って宗助と和樹は話を終えた。
ーーーー
和樹と宇美は末武家に到着した。
「ただいま!」
そう和樹は言った。
「あら、和樹おかえり!早かったわね」
そう康恵は和樹に言った。
「ああ、意外に早く着いたぜ」
そう言って和樹は康恵と話をしていた。
「宇美ちゃんも久しぶりね」
そう康恵は言った。
和樹は荷物を持って二階に上がった。
ーーーー
和樹は部屋で漫画を読んでいた。
ガチャ
「あのっ、和樹さん」
宇美ちゃんは和樹に話しかけてきた。
「ん?どうした?」
そう和樹は宇美に聞いた。
「和樹さんのお父さんが降りて来いだそうです」
そう宇美は和樹に言った。
「ああ、わかった」
和樹は漫画を置いて階段を降りた。
ーーーー
「親父呼んだか?」
そう和樹は父親の信太に聞いた。
「和樹」
信太は和樹に話しかけた。
「なんだよ」
和樹は信太の顔を見て聞いた。
「お前はもう立派な社会人で成人だ、お前は宇美ちゃんの父親でいたいなら絶対に手放すんじゃないぞ」
そう信太は初めて父親らしい事を和樹に言った。
「ああ、宇美ちゃんは俺が育てると誓ったからな」
そう言って和樹は二階に向かった。
ーーーー
和樹は外の景色を見ながら伸びをした。
宇美ちゃんは和樹の部屋のライトノベルを読んでいた。
和樹は少し笑いながら漫画を読んでいた。
ーーーー
和樹は夜に豪勢な晩飯を家族と宇美と一緒に食べていた。
「おっ!これ美味いな」
そう信太は言った。
「ああ、それ和樹の料理よ」
そう康恵は唐揚げを食べながら言った。
普段は親戚の家で飯を食べるのが一般だが親戚の人の母方が死んだから行けないらしい。
ーーーー
次の日和樹は服を着替えていた。
宇美は白い服に黒いマフラーをしていた。
和樹は宇美と松陰神社にお参りに向かうことにした。
ーーーー
チャリに乗り和樹は宇美を後ろに乗せて走っていた。
いつも和樹がチャリに乗るのは当たり前だが今回はかなり珍しい。
「あの、和樹さん」
宇美は和樹がチャリに鍵を掛けている後ろから声を掛けた。
「ん?どうした?」
そう和樹は宇美の方を振り向いた。
宇美は和樹の袖を掴んでこう言った。
「あまり、無茶をしないでくださいね」
そう言って宇美は和樹に悲しげな顔で言った。
「ああ、約束するよ!君の隣で笑顔で一緒に居続けてやると」
そう言って和樹は宇美の頭を優しく撫でた。
ーーーー
和樹は松陰神社で何円入れるか考えていた。
「あれ?和ちゃーん!!」
誰かが和樹の名前を呼んだ。目の前には少し身長か高めで長髪に茶髪に黒い瞳の女子が立っていた。
「よう、あやり」
そう和樹は言った。
「和樹さんの知り合いですか?」
そう宇美は和樹に聞いた。
「ああ、三輪あやりと言って俺の友人だ」
そう和樹は言った。
「あれ和ちゃんその子はまさか和ちゃんの嫁?昔から幼女にしか興味がないとは言ってだけど!」
そうあやりは少し引いていた。
「違うわ!この子は俺の娘だ!」
そう和樹は大声で言った。
「えっ!和ちゃん結婚してたの?」
そうあやりは和樹の娘の宇美を見た。
「いや、結婚はしてないが」
そう言って和樹は頭を掻いていた。
「あっ!今日まっさんとタカノ先輩が来るよ」
そうあやりは言った。
「そうか、久々にこのメンツで派手なパーティをするとしますかな」
そう言って和樹は辺りを見ていた。
そして和樹と宇美とあやりは賽銭箱にお金を入れていた。
和樹は二十円。
宇美は十五円。
あやりは二百円。
互いに金を投げ入れてその後どうするか考えていた。
「あっ!和樹!」
和樹の名前を呼んだのは小学校の頃の後輩の出口タカノだった。
「よう、久しぶりだな」
そう和樹は言った。
「あっ、タカノ先輩も来たって事はまっさんも居るんですか?」
そうあやりはタカノに聞いた。
「ああ、そろそろだな」
そうタカノは空を見ていた。
「オーイ和樹久しぶりだな!」
バキッ
一の飛び蹴りが和樹の背中に直撃した。
「お久しぶりです先輩」
そう和樹は言った。
「お前を蹴ると楽しいわ」
そう言って一は和樹に手を差し出した。
「いてて」
和樹は痛みを我慢しながら立ち上がった。
「和樹さん大丈夫ですか?」
そう宇美は和樹に聞いた。
「全然大丈夫じゃない」
そう言って和樹は痛みを押さえながら背伸びをした。
「まっさんと和ちゃんの関係は相変わらずだね!」
そうあやりは笑いながら言った。
「とりあえず今から津森と守永誘ってファミレスに行くんだが一緒に行かないか?」
「別に構いませんが」
そう言って和樹は宇美と一緒に歩き出した。
ーーーー
和樹達はファミレスに到着して守永達と合流して話をしながらファミレスに入った。
「いや~久しぶりだな!」
そう言って津森は和樹の前の席に座って言った。
「それにしても小説のキャラクターが勢揃いしましたね」
そうあやりは和樹に言った。
「えっ?どういう意味ですか?」
そう宇美はあやりに聞いた。
「えっとね、和ちゃんは高校三年の頃に障害者アマチュア小説大会に参加したんだよ、その小説にはこのメンバーを小説のキャラクターにして出したんだよ」
そうあやりは宇美に懇切丁寧に教えた。
「そうなんですか」
そう宇美は驚いていた。
「結果は二位に入賞したんだけど和ちゃんは納得がいかなかったみたいだけどね」
そうあやりは和樹の書いた小説の話をしていた。
「その小説の主人公誰かわかる?」
そうあやりは宇美に聞いた。
「えっと、守永さんですか?」
そう宇美はあやりに聞いた。
「それがね、和ちゃんが主人公になったんだよね、笑っちゃうよね」
そうあやりは言った。
「えっ!和樹さんがですか?」
そう宇美は意外な表情をしていた。
「うん、私も初めて聞いたときはかなり笑ったわ」
そう言ってあやりはジュースを飲んでいた。
「和樹さんの書いた小説読んでみたいです!」
宇美はそう和樹に言った。
「タカノ、お前長門校の3年になるんだから真面目に授業出ろよ」
そう和樹は言った。
「安心しろ単位は足りてる筈だ!」
そう言ってタカノは笑いながら言った。
和樹は呆れていた。
タカノは普段は授業を真面目に受けていると言われているが本当かどうかまではわからないのだった。
そして守永と津森はスマホで何かを調べていた。
「何やってんだ?」
そう一は二人に聞いた。
「今年の夏に映画を見に行かないか?」
そう津森は全員に聞いた。
「何だよ唐突に」
そう和樹は聞いた。
「和樹と会える時間はかなり減っちまうからそれで思い出作りの為によ」
そう津森は和樹に言った。
「別に構わないが金はどうするんだよ」
そう和樹は津森に聞いた。
「ああ、金は今から少しづつ貯めればかなりの額になる筈だ!」
そう津森は笑いながら言った。
「そろそろ帰らないか?」
そう和樹は全員に聞いた。
「今何時?」
時計を見た津森とタカノはまだ余裕という顔をしていた。
「帰るぞ!」
そう言って和樹は会計を済ませて宇美を連れて家に帰宅した。
ーーーー
「皆さん元気そうでしたね」
そう宇美は和樹の部屋で布団を敷いて言った。
「ああ、昔から変わらないやつらだ」
そう言って和樹は机の上に置いていた写真を見ていた。
「それじゃあ、私は寝ますね」
そう宇美は言って眠りに入った。
「ああ、おやすみ」
そう言って和樹は机の引き出しから小説の原稿用紙を取り出した。
作品のタイトルは[時の夕方]と書かれていた。
和樹はそれを見て少し嫌な思い出を思い出していた。
それはかつて自分の親友が上級生にバカにされ怒りに我を忘れた和樹はその上級生の腹を思いっきり殴ったのだ。
昔から喧嘩は嫌いじゃないが人を傷つけるのはあまり好きではないが親友や仲間の為ならその手を汚す。
そんな昔の事を思い出しながら和樹は外の景色を見ていた。
和樹はそれを忘れるために布団に入り眠りに入った。
「明日も良い一日でありますように」
そう言って和樹は眠りに入り仲間の顔を思い出していた。
次はバレンタインの話をしますよ!




