第10話 学校祭
今回は大忙しです!
ー和樹ー
俺は秋の空を見ながら考えていた。
「う~ん」
俺が何を考えているかというと宇美ちゃんの学校で学校祭があるから来てくださいと宇美ちゃんに頼まれたのである。
祭はかなり好きだから問題はないが学校に着る服をどうするか考えていた。
「う~ん!」
俺は悩みながら書類を書いていた。
「おい!和樹終わったか?」
そう慶さんは聞いてきた。
「あ、はい!今終わりました」
そう俺は言った。
「しかし、和樹は書類もできるとはな」
そう慶さんは言いながら書類を社長に出した。
「慶さんは苦手なんすか?」
そう俺は慶さんに聞いた。
「ああ、俺なら10秒でキレる!」
そう慶さんは言った。
俺は少し笑いながら慶さんの話をしていた。
~正午~
俺は社長と慶さんと剛さんと一緒にうどん屋に向かった。
「何を頼みますかな」
そう言って俺はお品書きを見ていた。
「僕は天丼にしようかな」
そう剛さんは言った。
「俺は肉うどんにするわ」
そう慶さんは言った。
「僕はカキフライうどんセットかな」
そう社長は言った。
「俺はチキンカツ丼で」
そう俺は言った。
~20分後~
昼飯を食べ終えて四人で話をしていた。
「来週ぐらいに宇美ちゃんの学校で学祭やるみたいなんすけど家族参加らしいんですよね」
そう俺は言った。
「つまり来週は和樹が来れないなら休みにしますか?社長」
そう剛さんは社長に聞いた。
「そうだね、和樹くんが来れないなら仕方ないね」
そう社長は言った。
「いいんですか?」
そう俺は聞いた。
「たまには休まないとね」
そう社長は言った。
~18時~
俺は買い物帰りに何を作るか考えていた。
「あれ?和樹ちゃんじゃない」
そう言ったのはマンティスのヴァルキリーさんだった。
「ちわっす」
俺はそう言ってマンティスさんに近づいた。
「土曜日に宇美ちゃんの学校で祭りがあるのよね?」
そうヴァルキリーさんは聞いてきた。
「はい!土曜までに宇美ちゃんの衣装を作らないといけないから大変ですよ」
そう俺は言った。
「和樹ちゃんは服を作るのがとくいなの?」
そうマンティスさんは聞いてきた。
「高校生の頃に被服室でアニメのコスプレ作ってましたから」
そう言って俺は高校の頃が懐かしく思えた。
「なら、宇美ちゃんの服は何日で作れるの?」
そうヴァルキリーさんは聞いてきた。
「早くて2日かな?」
そう言って俺は買い物を終えて買い物袋を自転車に入れてヴァルキリーさんから別れた。
~坂藤家~
俺は自転車から下りて家に帰宅した。
「ただいま!」
そう俺は言った。
「おかえりなさい」
宇美ちゃんは笑顔でそう言った。
「ああ、ただいま」
俺はそう言って宇美ちゃんの頭を撫でながら言った。
「あの、衣装を作らせてごめんなさい」
そう宇美ちゃんは言った。
「慣れてるから気にするなよ」
そう言って俺は晩ご飯の準備を始めた。
「今日は半熟トマトのハヤシライスを作るから待っててね 」
そう言って俺は黒いエプロンを腰に巻いて頭に赤いバンダナを巻いて料理の仕度を始めた。
~台所~
俺はトマトを刻んで熱したフライパンで炒めた。
水が入った鍋にトマトを入れてコンソメスープの素とハヤシライスのルーを入れた。
そしてそれが完成するまで待っていた。
~15分後~
俺はハヤシライスの味見をしてみた。
「うん!美味くできたな」
そう言って俺はライスを皿に盛ってハヤシを掛けた。
「宇美ちゃん!ご飯だよ!」
そう俺は宇美ちゃんに言った。
「はぁ~い!」
宇美ちゃんはとてとてと走りながら来た。
「さぁて食べようか?」
そう俺は宇美ちゃんに言った。
「うん!」
宇美ちゃんは嬉しそうな顔をしていた。
「それじゃあ、いただきますかな」
そう俺は言った。
「いただきます!」
そう宇美ちゃんは言った。
~20分後~
宇美ちゃんと俺は飯を食べ終えた。
俺は裁縫箱から縫い針を取り出した。
赤い布を縫い合わせていた。
「これはミシンがあれば問題ないんだがな」
そう言って俺は衣装を作っていた。
「あの、和樹さん」
宇美ちゃんは俺に話し掛けてきた。
「ん?何だい」
そう言って俺は宇美ちゃんに振り向いた。
「これ使って下さい」
そう宇美ちゃんは言った。
「あれ?ミシン持ってたの?」
そう俺は宇美ちゃんに聞いた。
「はい」
そう宇美ちゃんは言った。
~2日後~
宇美ちゃんの衣装がようやく完成した。
衣装の形は白いワンピースをベースに青いラインが入ったシンプルなメイド服に近い感じだ。
「ふぁあああ!徹夜はキツいな」
そう言って俺はその衣装をハンガーに引っかけてタンスに閉まった。
~学祭当日~
俺は黒いジーンズに白い服を着て小学校に向かった。
~雨風小学校~
俺は小学校に到着すると慶さんと剛さんと社長が立っていた。
「ちわっす」
そう俺は挨拶した。
「よしじゃあ行くか!」
そう慶さんは言った。
「はい!」
俺は頷いた。
~10分後~
俺達は色々見ながら楽しんでいた。
「あ!宇美ちゃんのクラスの出し物やってますね」
そう俺は言った。
「なら、見に行ってみようか」
そう社長は言った。
「はい!」
俺は頷いた。
~5年1組~
俺達は宇美ちゃんの教室に到着した。
「あ!和樹さん」
そう宇美ちゃんは言った。
「よう!来たぜ」
そう言って俺は社長達と一緒に席に座った。
「オー!カズキヒサシブリデス!」
そう言ったのはミナちゃんだった。
「よう、元気そうだな」
そう言って俺は辺りを見た。
知った顔が何人か居た。
この町も随分知り合いが増えたものだなと思った。
「あの、ご注文はなんでしょうか?」
そう宇美ちゃんはドキドキしながら聞いてきた。
「ああ、じゃあ焼きそばを頼むわ」
そう俺は言った。
「僕達はホットケーキを頼むよ」
そう社長は言った。
俺は辺りを見ていると不良ぽい奴等が宇美ちゃんをじっと見ていた。
俺は少し嫌な予感がした。
そして宇美ちゃんはその不良達に料理を出してお辞儀をして去ろうとした。
その時。
不良の一人が宇美ちゃんの腕を掴んだ。
「キャッ!」
宇美ちゃんは少し泣いた顔で怖がっていた。
「ほらほら、怖がらなくていいんだよ、お兄ちゃん達と遊ぼうぜ!」
そう不良の男子が言った。
宇美ちゃんは泣きながら腕を振りほどこうとした。
「助けて!」
そう宇美ちゃん泣きながら言った。
俺は立ち上がり不良の男子の顔面にパンチを打ち込んだ。
「ぐぼぁ」
不良の男子は痛さのあまり転がっていた。
「テメェー!あっちゃんに何しやがんだ!」
そう不良の片方が聞いてきた。
「悪いな!俺の大切な人を傷つける訳にはいかないんでな!」
そう言って俺は宇美ちゃんを後ろに下がらせた。
「このやろー!」
不良の二人は俺を睨んだ。
「和樹、ここは俺に任せろ!」
そう慶さんは言った。
「慶さん!」
俺は慶さんを止めようとした。
「慶さん?まさか、森口慶大佐ですか?」
そう不良の一人が聞いてきた。
「ああ、何で俺の暴走族時代のあだ名知ってんだよ」
そう慶さんは不良の二人に聞いた。
「すいませんでした!大佐の知り合いと知らずにケンカを吹っ掛けてしまい」
そう不良の二人は土下座をしていた。
「えっ!慶さんて有名なんですか?」
そう俺は剛さんに聞いた。
「うん、ゲームセンターでは神と呼ばれているのは知ってるよね?」
そう剛さんは言った。
「はい!」
俺は頷いた。
「高校時代はヤンキーだったからね」
そう剛さんは言った。
俺は何となく頭の中で想像できた。
「きゃっ!」
何か悲鳴がして奥の部屋に向かった。
「大丈夫ですか?先生」
そう数人の女子生徒が教師に聞いてきた。
「ええ、でも料理ができなくなったわね」
そう教師は左手の中指を見ながら言った。
「それじゃあもう終わりになるの?」
そう生徒達は言った。
「あっ!和樹さんお願いがあるんですけど」
そう宇美ちゃんは聞いてきた。
「ん?何だ?」
俺はそう宇美ちゃんを見た。
「あの、料理を作るのをお願いできませんか?」
そう宇美ちゃんは言って来た。
「ああ、別に構わないぜ」
そう言って俺はどこからかエプロンを取り出して頭にバンダナを巻いてキッチンに向かった。
「和樹さん!炒飯を二人前お願いします!」
そうりねちゃんが言った。
俺はフライパンを片手に持ちながら油が少々入ったフライパンに米と刻んだネギやハムや卵を入れてよく炒めた。
「炒飯できたぜ」
そう言って俺は他のメニューが来るまで待った。
「和樹!オムライスを四人前お願いだって!」
知里ちゃんはそう言った。
俺はチキンライスを炒め終えてその上にふわふわオムレツを作ってそれを覆い被せた。
「うし、できたぜ!」
そう言って俺はオムライスをトレーに載せて渡した。
~1時間後~
俺は材料が無くなったのを確認してバンダナを解いてキッチンから出た。
「すみませんね見ず知らずの人に手伝わせてしまって」
そう教師は俺に礼を言った。
「いや、礼なら宇美ちゃんに言ってください俺はただ飯を作っただけですよ」
そう言って俺は社長達と一緒に学祭が終わるまで他の出店を見ていた。
~その日の夜~
俺は宇美ちゃんと家に帰宅した。
「和樹さん今日はありがとうございました!」
そう宇美ちゃんは言った。
「はっはっはっは!俺は飯を作るのが好きだから気にすんなよ」
そう言って俺は宇美ちゃんの頭を撫でながら言った。
「さてと冬には楽しみがあるよな」
そう言って俺は料理の準備を始めた。
続く
次は冬の話です!




