1 タイあらの話
歴史小説を書こうと思ってる人に知って欲しい3つのこと、なんて大層なことを言っていますが、私の言いたいことはただ一つです。
これ以降に記載するテクであったり小技はすべておまけです。読み流してもらって構いません。
私が言いたいこと。それは、
タイトルorあらすじに主人公の名前や大まかな時代、何をする話なのか記載してほしい。
ということです。
というのも、ランキングを読み漁る中で、まずどんな話なのかわからない。
これは誰が主人公で、何時代の話なのか。戦国時代の初期なのか中期なのか後期なのかもわからない。
もっと言えば、リアル寄りなのかファンタジー寄りなのかコメディ系なのか、それもわからない作品が非常に多いんですよね。
そのせいで、読み始める前に主人公の転生先を知るために1話から。幼名しかわからなければ10話くらいから流し読みして、ある程度前情報として把握しておかなければいけません。
この手間が非常に面倒くさい。
また、必要な情報を得るために流し読みをしなければいけないという行為自体、没入感を阻害する要因になり得ます。
例を挙げると、
マンガを読んでいると突如知らない単語が現れて「小結級? ホルダー? 金剛夜叉流ってなんだっけ……?」みたいな面持ちでページを遡る行為に相当します。
主人公の名前や時代以外にも、何をする話でどんなことをするのか不明瞭な作品も見受けられます。
現代知識で内政無双する話なのか、着の身着のままで戦国時代に放り出される話なのかで、読み手のスタンスも変わりますよね。
前者であれば気軽にファストフード感覚で摘まむかもしれませんし、後者であれば寝る前に自分自身を投影して読み進めるかもしれません。
これらを明確にしてタイあらに記載すれば、自分の読ませたいものを読みたい人へ届けやすくなるのではないでしょうか。
2,3は思いついたら投稿します