茅の輪くぐり
その昔、関東に住んでいたことがありまして。
その頃に、初めて茅の輪くぐりというものを知りました。
ほとんどは夏の行事となっているようですが、私が知ったのはお正月。
住まいの近くの、神明社という神社に初詣に行ったときのことです。
拝殿への通り道? に、デデーン! と言う感じでなにやら見たこともない輪っかが!
「おお! これはなに? なになになに?」
と、猫より好奇心旺盛な私は、もう興味津々。
それが茅の輪くぐりとの出会いでした。
関西では、京都の北野天満宮にある、大茅の輪が有名ですよね。でもそちらも夏の行事、ちょうど七夕の頃ですね。
茅の輪くぐりは、素戔嗚尊の神話に由来すると言うほど古いものだそうで(興味があるなら調べてみてね~)そんなに新しいものではないはずですが、なぜだか知らなかった!
それからは、頭の隅に置いてあったようで、茅の輪くぐりに良く出会うようになりました(笑)
ぐるぐるぐると8の字を書いて、3度も茅の輪を巡るので、目が回る~。
特に年取ってからは三半規管が弱くなって、そりゃあ大変です。
あ、ゆっくり回れば良いか。
とは言え、後ろに待たれている方がいると、どうしても急いじゃいますよねえ。
けれど、あのぐるぐる回るのも、なんだか面白くて好きなんですよね。
で、いろんな説がありますが、くぐるときに、となえことばというのを声に出さずに唱える作法もあるようですね。私もこれを書くのに色々調べて初めて知りました。今度遭遇して忘れていなければ唱えてみよう。
寒いときと暑いとき。
どちらも体調管理が難しいときに、茅の輪をくぐって穢れを払う。
無病……、は、この三次元の世界で身体を持っている限り、病を無にすることは出来ないので、少病(なるべく病気は少なく)、そして息災で。
もし見かけられたら、面倒がらずにくぐってみるのもお勧めですよ。




