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神戸文学館 

実は今回のお話の〈その1〉は、ずいぶん以前に書いたものです。

というのも、「神戸文学館」の話、書いた記憶があるのに、なろうサイトにはUPされておらず。あれ、どうしたんだろう、と、パソコンの中をあちこち探してみたのですが、どこにも見つからないんです。おかしいなあ、消しちゃったのかなあ、それとも夢だったのかなあ。でも確かに書いたよなあ。

で、ないものは仕方がないよね、と言う事でま新たに書き始めたのですが……。

ひょんなところでそれが見つかりまして。

ええ~やっぱり書いてたやん~、と、読み返してみたら、へえ、これはこれで面白いなと、まるで人ごとみたいに思ってしまい、じゃあどちらもUPしよう、と言う事に相成りました。

でもね、前回のは、神戸文学館のご案内みたいになっていたので、今回は訪れたときのエピソードなんかを書かせて頂いてます。その1ではなぜか隠していた大ボケぶりなんかも!?

とにかくどちらもお楽しみください。





神戸文学館 その1



 神戸文学館は、神戸ゆかりの文豪たちの資料が展示された資料館と言うか博物館? と言うか。

 場所は神戸王子動物園のすぐお隣。

 わかりやすいですね。

 で! この文学館のすごいところは、なんと見学無料なんです! なんて太っ腹~

 常設展示はかなり多くの文豪さんの資料や本の見本や、なんとその上、直筆原稿があったりするんです。いやあ、これは嬉しいですよね。


 それでね、大好きな谷崎潤一郎さんの直筆原稿もあるんですけどね。

 なんか、谷崎さんの字って、丸っこいというか、丸文字っぽいというか、乙女チック~。その上、すごく綺麗に丁寧に書かれてあるんです。読みやすい。

 勝手な思い込みですけど、文豪さんの字って、判読不可! と言うような悪筆の方が多いというイメージだったんですが。

 谷崎さんの文字、可愛い~、とてもあんなエロティックな作品を生み出す人の字にはみえない~、と、ひとりニヤニヤしておりました。

 他にもいろんな方の原稿が展示されてますので、ここは行って損はないと思いますよ。


 それと、常設展示の他に、多種多様な企画展もなされていて、令和4年1月から5月には、ゲーム「文豪とアルケミスト」とのコラボ企画展が開催されていました。

 その上、企画展示の方はお写真取り放題|(常設展示は撮影禁止です)

 パネルになったイケメンキャラの文豪さんをバシバシ撮り放題でした。

 それと、ネスプレッソマシンが置いてあって、頼めば一杯200円でコーヒーも飲めます(当時のお値段)。テーブルと椅子付きの小さな図書コーナーもあるので、コーヒー飲みながら本も読めますよ~。


 今回は特に不思議もなく、ただの紹介になってしまいましたね。


 ですが、筆者はこういう、街に埋もれてるような小さな美術館とか博物館とかが大好きなんですよね。

 また、どこかで素敵なちっちゃな場所を見つけたら、ご紹介させて頂きますね。




§ § §




神戸文学館 その2



 神戸市の灘区というところにそれはあります。

 アクセスで言えば、阪急電車の王子公園駅。

 もしくはJR灘駅。

 そこから歩いてたどり着けます。

 王子動物園のお隣、と言った方がわかりやすいかな。


 こちらは、関西学院のチャペルとして建てられた由緒ある建物だそうです。

 確かにすべてレンガ造りの建物は、あたりでひときわ目を引いていますね。


 で、何故私がここを知ったのかというと、そろそろ美術館博物館に行きたいなあ、どこか良いところないかなあ、と、つらつらとネットサーフィンしていたときに、目にとまりました。

 まず、建物がステキ!

 古い建築大好きなので、建物を観に行くだけでも価値があるなと。


 それとね、こちらの文学館はよく「文豪とアルケミスト」というゲームとコラボしているんですよね。

 あ、これは面白そう、と、お出かけしてみました。

 けれど、ここからが私の天然大ボケぶりが発揮される一幕。


 意気揚々とコラボパネルを見学に行ったのですが。

「? ん?」

「ムムム……?」

 なんか思ってたんと違う……。

 ええっと、文豪さんが違う……。

「……、あ!」

 おわかりかな?

 なんとなんと、私は同じ文豪物のアニメ「文豪ストレイドックス」と勘違いしていたのです! そりゃあ文豪さんの見た目が全然ちがうの、あたりまえ~。

 どちらのファンの方にも、大変失礼よねえ。ごめんなさいごめんなさい。

 もちろんコラボしている神戸文学館さんにもごめんなさい、大変失礼致しました。


 わあ、そうかあ、「文スト」じゃなくて、「文アル」かあ~~~。


 でも、文アルもアニメになりましたし、面白そうだなとふと手に取った本が、文アルのノベライズだったりしたことがあり、どちらも同じくらい大好きです。

 さてさて、私の大ポケぶりはこれくらいにしておいて。



 ここでのエピソードをもう一つ。


 文学館には、座ってコーヒーが飲めるコーナーがあり、そこには図書館のように作家ごとに並べられた書棚があります。

 神戸の本棚と言うそうですが、展示を見たあと、ちょっと一休みとコーヒーブレイクをしていたときのこと。


 何気なく眺めていた本棚に「小泉八雲」の名前を見つけました。

 本の題名は「怪談」。

 怖いお話が何話も納められている本です。

 今より1000倍ビビリで怖がりだった若い頃には、絶対に、決して手に取らないたぐいの本です。そんな本を! まさか読むの? おばさん!

 いやあ、面の皮が厚くなったのか、心臓に毛がボーボーになったのか。それとも年取って超鈍感になったのか。年を取ると言う事はほんに恐ろしいやら面白いやら。


 で、小泉八雲って神戸とも関係あったんや、と、パラパラと読み進めていくうち、ある物語の途中でふと気づきます。

「あれ、この話知ってる……」

 タイトルは確か、「夜泣き布団」だったと思うのですが、お話の先がわかるんです。読んだ事ある? いやまさか、絶対に手に取らない本のはず。

 で、またまた「ムムム……」と考える事数秒、あっ、と思い出しました。

 その昔よく見ていた、アニメの「まんが日本むかしばなし」。

 その中にこのお話が、ありました。確かに見た見た。

 うわあ、あのお話って小泉八雲の原作だったんだ~、そうかあ~。なぜともなく、こんなしょーもないことに喜びつつ。

 怪談とは言え、この「夜泣き布団」は、怖いだけではなく、涙を誘う物語でもあるのでよく覚えていたのかもしれません。



 他にも、神戸にゆかりのある文豪さんの作品が揃っていますので、興味のある方は、是非いちど、足を運んでみてくださいね。


 神戸文学館 二題でした。





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