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1回の投稿で得るもの(改)

「さて、後輩。1回の投稿で得られる新規読者は何人だと思う?」

「せんぱーい。自分ちゃんと話を聞いていたッス。トップページにタイトルが掲載された場合で4~8名ッス」


「それは『俺の養女に手を出すな!』の場合だな」

後輩は「私」の言葉に首を傾げた。


この数値が一体何を示しているのかと云うと、トップページにタイトルが露出されるおおよそ5分程度の時間に、偶然「なろう」にアクセスしていた閲覧者の内、偶々このタイトルに引かれて作品をクリックした人の数である。


「『俺の養女に手を出すな!』よりインパクトのあるタイトルなら、これより多くなるし、これより平凡なタイトルだと少なくなるだろうな」


まぁ、このタイトルだと、平均して1回の投稿で4名の新規読者が来訪してくれた。


「それに、これってどう投稿しても基本変わらないんだよねぇ~」

「どう云う事ッスか?先輩」


つまり1日に2回投稿すれば8名、3回なら12名。

週6回なら24名で、週3回なら12名。

投稿した分、総部数は増えるので、見た目のアクセス数は増加するものの……


「毎日投稿しようが、隔日で投稿しようが、連続で投稿しようが、総体としての新規読者獲得には、さほど影響しないって事だよ」

「先輩。それって投稿する文章を小分けして、たくさん投稿した方が得って事ッスか?」


端的に云ってしまえば、その通りである。

10,000文字の文章を5,000文字ずつ2回に分けて投稿するよりも、2,000文字ずつ5回に分けて投稿した方が、新規読者の獲得機会は増加する。


「なるなるッス。じゃあ、500文字ずつ投稿して、いっぱい投稿数を稼ぐッス!!ぐへへへへぇ」

「℃阿呆Gaっ!」


スパーン!

あまりの馬鹿さ加減に、形容しがたい罵声とハリセンが後輩の後頭部に炸裂する。


「投稿文字数を少なくし過ぎたら、今度は読了率がさがるわ!」


1分読んだら次の更新を待たなければならない作品を継続して読みたいと思うか?後輩よ……


「良いか、短期集中力(強い集中)が持続する3分間。少なくともコレより極端に少ない時間で文章を読み終わると、人は物足りなさを感じる事を覚えとけ!」


ちなみに投稿文字数500文字は、読書時間で云えば約1分だ。


さて、話を戻すが、投稿数と新規読者の数は基本的に比例関係だ。

なので、ブックマークや評価が得られる確率が、それなりに把握できれば、ランキングに入るために必要な投稿の仕方が、ある程度逆算できる。


例えば、『俺の養女に手を出すな!』が日刊ランキングに入る為には、8時間の間に読者2人から評価を貰う必要があるので、そこから計算すると、12分に1回ずつ、計42回の投稿を行えばOK!って……


「できるかぁ!ボケェ」

「せんぱーい。落ち着くッスよ~」


ちなみに、この数字はブックマークの加点を考えていないので、おそらく42回よりは少ない投稿数で目標を達成する事が可能かも知れないが、それにしても……ねぇ(苦笑)


ただ、これは実は駄策ではない。

後輩みたく作品を書き溜めしているのであれば、こう云う手法も一考する価値ありなんだって事だけは、知っておいて欲しいかな?


そして、ランキングに入るって事の数字的な意味、難しさを知っておいて欲しい。


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