~神様の役目~
「…」
眩しい。
ここはどこだろう。
俺は…
「あ、!君が最後の人か!」
「にゃ?」
俺は、見てのとおり、猫だ。
大体、この人間は誰だ?人間…?
「え〜っと…死因は……」
「にゃぁん?」
俺は、誰だ?と聞いたが、どうせこの人間も、…俺の言葉は分からないと思った。
「あぁ、僕は…まぁ、神様とでも呼んでよ♪」
…は?
俺の言葉がわかるのか?
「にゃ、にゃにゃ!?」
「あぁ、僕は神様だよ?分かるに決まってるでしょ♪」
す、すげぇ…神様すげぇ……
「そんな事より、君、餓死か…捨てられたの?」
「…にゃ、……」
……………………そう、
俺は捨てられた。
ずっと愛してた、ご主人様に。
「でも、君さ、捨てられてないよ。」
え?
「君を飼ってたお婆さん、亡くなっちゃったんだね。」
…嘘だろ?……
ご主人様…
「君、天国に行ったら、すぐそばの公園に行ってみて。」
「にゃん。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
俺は、言われた通りにした。
緑豊かな公園。
そこに、あるお婆さんが、散歩していた。
……ありがとう、神様。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どういたしまして、まめ君。