第一話 はじまり
父さん、僕が絶対にseven eyesを全部集めてお母さんを助ける。。。だから…
ジリリリリー。。。「もーー。りっくんはいつまで寝てるの??」
今僕を揺さぶり起こそうとしているのが、僕と同い年で、家も隣同士、正真正銘の幼なじみ
神崎 ナギである
ナギは容姿、勉学、運動神経どれをとっても学年TOPクラス
言わずとも僕とは全く不釣り合いな美少女である。
「今日から練習付き合ってって言ったのりっくんでしょ、、早く起きてよー」
申し遅れましたが、僕の名前は桐島 リク。ナギと違って容姿も勉学も運動神経も平均以下の平凡な高校生
高校といっても僕やナギが通う高校は特殊能力を持って産まれた子供だけが集う
特殊能力者能力向上高校。略して(特高)である。。
この、特殊能力、これをburstをという。
一般人でも15〜20burstは備えているが、特高生は最低500burstは無いと話にならない。
「あっナギ…おはよう…後5分だけ寝かせて…」
ゴゴゴゴーー
「バカりっくん、そんなんだからいつまでたってもDクラスなんだよ」
グサっ。。。痛い所つかれた
僕らの通う特高はS・A・B・C・Dとクラスが分けられている。。
この特高には裏クラス、通称S Rという
四天王のみが入れる超VIP待遇のクラスがある。実際に事件などで協力し、国家権力として活躍する彼らは
特高の中でもSoul burstという特殊能力を扱えると言われている。
ナギなAクラスに主席で入って以来。今だにTOPをキープし続けている。
僕わマンネンDクラス。。各クラスに20人在籍しており、Dクラスに1年間滞在していると退学になってしまう。
クラスランクをあげるにわ、上位クラスの人間と戦い2回勝つ、あるいわ世間の事件などを解決し、国に貢献する、あるいわ
1年で1回のみ行われる、クラス分けバトルロワイヤルで活躍する
この三通りのみである。
ギュューー
二度寝しようとした僕にナギが背後からチョークスリーパーを仕掛けてくる。
(ナギ様ーーー今起きます…おゆるじおーーーー)
ちゅんちゅん
(んんん〜りっくんいい天気だねー)
純粋な瞳でこっちを見るナギ
ふわぁぁぁ〜
大きな口を開けてあくびをする僕に
ナギは不満げな顔を浮かばせる
カキーン
(あぶなーーーい)
野球部が、打った打球が僕に向かって飛んでくる
ナギがとっさに手を伸ばして僕をかばおうとしたが、間に合わない…
(burst…)
ギュイーン
手のひらから光を放ち
白球が一瞬で卵に変化する
そう僕の能力は『具現化』
手のひらにburstをため自分のイメージで物体を変化させる能力者である。
しかし…イメージがナンセンスすぎて
いつもろくなものに具現化させる事ができない…
(りっ…りっくん…?大丈夫)
僕は白球を卵に変化させ、怪我はさけたものの、頭から卵をべっちょり被ってしまった…
(はぁーー僕ってほんと、、どんくさい)
肩を落としながら学校の方へ向かい歩き始める
………あいつの能力
フフフ…やっと見つけた……
アイツはだたの能力者ではない…
seven eyesを扱えるに違いない…