獣道3
隣の城兵達の上げる気勢を横目で確認しながら、ジルは舌打ちした。
「無様ったら、ありゃしない」
自身前線で投擲剣を振るうも、筋肉それ自体が防具なみに厚いディード相手では、相性が悪すぎた。それこそサイシャのように、即効性の毒でも塗らねば太刀打ちできるはずもない。
かろうじて目などを狙って援護はできるものの、自身の力だけで事態を好転させるまでにはいたっていなかった。
ジル自身が苦戦する中、雪華が攻勢なわけがない。暴れるディードをなんとか、凌いでいるというのが現状だった。
たった10匹程度のディード。それすらもまともに防ぎ得ない。遠巻きに囲んで弓で射殺す方法をとってはいるが、時間がかかってしかたない。かといって、双頭の蛇のやり方を真似をしようとすれば、最初に突っ込んだものはまず死ぬだろう。
だが好き好んで、そんなものに志願するだろうか。
「一匹抜けた!」
その悲鳴が、ジルの思考を中断する。間近で見れば山を思わせる巨躯がジルのすぐそばまで迫ってきていた。
「くっ」
振り抜かれる鈍器と同じ方向に、死に物狂いで飛ぶ。ジルのわき腹を掠めただけのそれは、ジルの肺から空気を奪い去り、特大の苦痛をもたらした。
地面にのた打ち回る彼女をなお執拗に、そのディードは狙う。
重量感あふれる鈍器を、振りかぶるディードの姿を、ぼんやりを眺める。
「死ぬのか……」
呆然と呟いた口の端から、血があふれる。
咳き込む彼女の瞳が振り下ろされる鈍器を見つめるのと。
「うおぉぉ!」
雄たけびとともに、ディードを吹き飛ばしたシロキアの姿が視界に入るのは同時だった。痛むわき腹を抱えるようにして立ち上がる。
一対一でディードと向かい合ったシロキアは、ジルに背を見せる格好になる。いつもの白い着流し姿。たくましい背中が、ジルには一回り大きく見えた。
「ったく、仕方のねえ餓鬼だ。ガドリアの時は、少しは成長したと思ったんだが、まだまだ小娘だな」
背中越しに笑うシロキアを呆然と見つめる。
「なんで……」
口の端をぬぐいながら、硬い視線を向ける。
「うちのカシラがな、お前を助けてやれってよ」
構えた刀を肩に担ぐと、悠然と吼え猛るディードと対峙する。
「サギリが……」
見渡せば、シロキアの手下たちが先を争ってディードへ向かっていく。雪華の中にも、それに釣られて立ち向かうものが出てきている。
「くっ、あたしはっ……」
こと、戦に関してはジルはサギリに及ばない。それをさまざまと見せ付けられた形になった。だが、それがどうした、と自身を叱咤する。それでも、ジルは立たねばならない。彼女を頼りにする者が、彼女を信頼して道を譲ってくれた者が、確かに存在するのだ。
「あたしは、艶花だ!」
歯を食いしばり立ち上がるその姿に、シロキアは苦笑をした。長年ガドリアを巡って争ってきた艶花のハンナの後継者が、こんなところで倒れてしまっては面白くない。
「応よ、その意気だ」
叫び声とともに、突進してくるディードの一撃を。
「ハァァ!」
気合一閃、跳ね返す。
返す刀の一撃でその手首を跳ね飛ばし、踏み込んでさらに一撃。
首をえぐる袈裟懸けの一太刀。
いかに屈強なディードといえども、この攻撃には耐え切れなかった。崩れ落ちるディードを、狂犬そのものの表情で見下ろして、シロキアは吼える。
「野郎ども! やっちまえ!!」
高笑いとともに、戦場に向かうシロキア。
暴れるディードは既に狩る側から、狩られる側になっていた。
「止血の薬草が足りないっ!」
「痛み止めをもっと!」
城兵達と雪華がディードを倒し終えた後、そこは更なる戦場になっていた。
「ルク、もう痛み止めもないよ!」
ケイフゥの悲鳴に、一瞬だけルクは顔をゆがめる。
だが、即座にその瞳に決意を浮かべると、腹を切られた患者に向き直る。
「痛み止めなしで、やります……お願い。耐えてっ!」
四肢を屈強な男に押さえつけさせ、口には布を詰め込んで、傷口の縫合に専念する。痛みと反射で暴れる男の腹部を縫う作業は、極限の集中力と根気を要した。
男の四肢が痙攣し、あふれ出る血が止まらない。
「止血の薬をっ!」
叫ぶルクに、蒼白になって患者を押さえつけている男が首を振る。次いでケイフゥを見るが、悲しそうに視線をそらされる。
「くっ……」
唇をかみ締めながら、だが彼女の目元に光るものはない。目元を曇らせては患者を見れない。自分の無力を嘆きたくなる心を追いやり、ただ手元にのみ集中する。
止まらない出血に、男の痙攣が弱弱しくなり。
「お願いっ……」
ルクは震えそうになる手元を、気力でねじ伏せる。間近に迫る敗戦の気配に、それをなんとか避けようと精一杯もがく。
だが彼女の願いもむなしく、男は息を引き取った。
「ルクさん、こっちも頼む!」
だが、彼女にその死を悲しんでいる暇は与えられない。次々と運び込まれる患者が彼女を待っている。悲しみも、疲れも、全てを心の奥底に押し込め、彼女は絶望の戦場を戦う。
ディードの襲撃をなんとか退けたガドリア軍。
その中に、サギリを訪ねたジルの姿があった。シロキアに付き添われたその姿は痛々しいとしか言いようがない。
「随分な格好じゃないか。艶花ともあろう者が、いい笑いもンだねぇ」
元の華美な服は土に汚れ、あちらこちら擦り切れてぼろ布同然になっていた。
「……助けには、感謝する」
息をするのも辛そうに、ジルは淡々と口を開く。夜の闇でもそれとわかる蒼白な表情に、浮かべる色は真剣そのもの。サギリの軽口に付き合う余裕もない。
「はぁ~……んで、用件をいいな」
深く息を吐き出し、次いで口元に浮かべるのは悪魔の微笑。
「雪華を、一時預ける」
「ふぅ~ん、かまわないんだね? アタシの下に入るってこと、後からなしって言っても聞かないよ」
「ここで全滅するより、マシだ」
直後、口元に手を当て吐血するジル。崩れ落ちそうになるジルは、シロキアの腕に自身の腕を絡みつかせ、なんとか倒れるのを防ぐ。
「随分仲良しなんだね? シロキア」
肩を竦める博徒の長。行儀悪く、敷物の上にあぐらをかいていたサギリが立ち上がり、ジルの間近に迫る。
「あたしは艶華だ。手下どもを守る義務がある!」
口元に浮かべるのは血化粧。蒼白な顔に鬼気迫るものを浮かべ、ジルはサギリを見据える。
「ハン、いいだろう。アタシの手足として使ってやるよ」
流れる風に、サギリの長く黒い髪がなびく。
あごで合図してジルをルクの元に運ばせる。
「見上げた心意気じゃないか」
愉しげに小さく笑ってサギリは、明け切らぬ空を見る。全てを呑み込む漆黒の瞳が、瞬く無数の星を捉えていく。
「全て呑みこんでやるっ!」
敵愾心も、憎悪も、嫉妬も……あの星の光さえも。
「全て、全て呑みこんで、アタシは──」
奪うのだ。
かつて奪われた全てを、この手に奪い返す。
恐怖を従え、敵と味方の血で道を作り、復讐の幕を開ける。
「さあ、まずは化け物どもだ」
滴るような憎悪の声に、夜の闇が震えた。
翌日からのガドリア軍のディードへの攻撃は、尚一層情け容赦がなくなった。
その軍を従えるサギリの憎悪の深さそのままに、ディード達を刈り取り駆逐していく。
再び先頭に立つ、ジン率いる双頭の蛇。
チーズをナイフで切り取るように、ディードの群れを切り取り、切り取られたディードの小さな群れをシロキア率いるガドリア主力が圧殺する。槍兵を主力として、穂先を揃えた槍列が身動きの取れないディードを串刺しにしていく。
全身に返り血を浴び、ディードが完全に動かなくなるまで何度も突き刺す、若い兵士。
傷口に包帯を巻き、痛みと憎悪に狂気の如く戦う兵士。
仲間の敵をとるため、必死に理性を保つ槍兵。
多くの死に麻痺した、暗い瞳でディードを突き殺す博徒の手下。
「いい眺めじゃないか」
その全てを眺めて、サギリはにんまりと笑った。
迷い無く殺し、生きるために戦う。
荒れ地に生きるなら、その色に染まってくれなくては困る。
「アタシが率いるんだ。せめて、これぐらいはね」
悪鬼羅刹の如く、人を殺せる集団で無ければ使い物にならない。
戦うたびにその狂気の嵩を上げていく、ガドリア軍。
その仕上がりに、サギリは満足そうに微笑んだ。
「サギリ」
前線からいつ戻ったのか、彼女の背後にジンの姿がある。小さなかすり傷はあるものの、大きな怪我はない。
「なんだい?」
「やつらの本隊が見えた」
「そうみたいだね」
見据える地平に、広がるディードの群れ。駆逐しつつあるディードの向こう側に、更なる大群が控えていた。
「ジン、アタシが先頭に立つ。蛇で突っ込むよ」
「応」
「なるべく、生き残ってほしいもンだけどね」
低く笑うサギリ。
何度も駆け抜けた殺戮の戦場へ、魔女と狼が舞い降りる。
「試験は、いいのか?」
並んで尋ねるジンに、サギリは主の命令を待つ獣たちを見渡す。
「野暮なこと聞くんじゃないよ」
「そうか」
微かにジンが口元をほころばせ、前を見据える。獰猛な目つき、爪を研ぐ獣にも似た佇まいで、双頭の蛇が集結していた。
「いくぞ」
「征くよ」
それぞれ声をかけ、手下を率い歩き出す。
「ジン」
振り向いたジンに向かって、サギリは背中越しに声をかけた。
「死ぬなよ」
無言でジンは頷き、双剣を抜き放つ。つば鳴りの甲高い音が、サギリに対する返事となった。最前線で戦う槍兵達の外側から回り込むべく、ジンとサギリは疾走する。
最初は歩むほどの速度で、そして徐々に疾風の速さで、獲物に食らいつく。
俊敏な動きは駆け抜ける風のように捉えどころがなく、振り下ろされる凶器の間を縫ってサギリは疾駆する。岩にも似た無骨な斧の下をかいくぐり、ディードのひざを蹴って、飛燕のように頭上に舞い、左右の短剣が獲物の首筋に二条の線を描く。
彼女の後に続く狼の群れが、ディードを食い散らすのに任せサギリは次なる獲物を狙う。横薙ぎに振るわれた丸太の下を、滑り込むようにして避ける。疾駆する勢いはそのままに、ディードの足の下を潜り抜けると同時に、両足のアキレス腱へそれぞれ一撃を食らわせる。
突きだされた拳、巨躯のディードのそれは岩を飛ばしてくるような迫力があった。サギリに向かって放たれた右のそれは、地面を抉る。地面に突き立つディードの腕の上をサギリは曲芸か何かのように、走り抜ける。左手がサギリを捉えようと伸ばされると同時、サギリは腕を蹴ってディードの後方へ飛翔する直後切り裂かれるディードの両目。
悲鳴を上げるディードの叫び声を背中で聞き、サギリは口元を弦月に歪ませた。
視線を前に転じれば、群れの終わりが見えている。百匹はいたであろうディードの群れを、ただまっすぐにサギリは突破してきたのだ。
着地と同時に迫る無骨な斧。正面に立ちふさがるようにディードが振るうそれを、空に身を躍らせ、避ける。着地したのはディードの武器の上、ふわりと音がするような華麗な動きで降り立つ。顔に浮かべるのは美しくも禍々しい死神の笑み。左右同時に振るわれた短剣が、ディードの肘を切り裂き、次いで膝に突き立つ。体制の崩れるディードを横に蹴り飛ばし、再び疾駆する。
「まっすぐだ! 進め!」
立ちふさがる者を次々と葬り去り、遂にサギリの蛇はディードの群れを突破した。
双頭の蛇が楔となって、群れの統制を崩し、崩れたところを主力で圧殺する。そのセオリーが出来上がりつつあった。ディード達はその巨体ゆえに、得物を振るうためには互いに間隔を取らねばならない。しかし双頭の蛇の突入によって、その間がつぶされていくのだ。満足に武器を振るえないディード達は、ガドリアの主力の餌食となっていく。
後ろを振り返りそれを確認すると、サギリはジンが駆け抜けてくるはずの方向を見る。
「ちっ」
遅すぎる。いつもならサギリよりも早い位のジンの部隊がディードの群れを抜けてこない。
舌打ちすると、後ろを駆ける狼達に再び号令をかけた。
「もう一度だ! 遅れるな!」
ディードの群れの後方から、猛烈な勢いでサギリ達は切り込んでいった。
「殺して、やる」
地獄のそこから響くようなその声は、荒い息遣いの間から絞り出されていた。
蘇る記憶の枷に、ジンは乱れに乱れていた。
いつもは氷のように冷たいはずのジンが、目を血走らせ、散り散りに乱れた呼吸。前方を文字通りに鬼の形相となって凝視している。映るのは白髪姿の老人と、それを守るように配置されたディード達。最大の持ち味である機動力を捨て、ジンの後ろでは双頭の蛇達がディードを相手に必死の防戦を繰り広げていた。
ジンの率いる頭の片方は当初サギリの方に負けるとも劣らない速度で、ディードの群れに切れ目を入れていっていた。だが、白髪の老人の姿をジンが見止めた瞬間、その動きは急激に止まることになる。
彼の後ろで疑問の視線を向ける狼たちの視線も気に留められないほど、ジンはその老人に釘付けになっていた。
その老人の視線が、ジンと合うのと同時。
獣の咆哮にも似た絶叫を上げると、ディードの群れの一番の密集地に向けて走り始めたのだ。ジンやサギリがディードの群れに切れ目を入れつつ進めるには、一つは卓抜した技能だが、もう一つにディードの群れがムラがあるからに他ならない。
かつて対立したガドリア城兵のように整然と並べられた軍列に対しては、この戦法は使えない。あくまで不規則に並んだディードの群れであるからこそ、その群れの中の薄い部分を真直ぐに、切り裂いていけるのだ。
ゆえに、密集地帯に向かっていってはいかにジンといえどもそこを突破するのは不可能だった。彼に従う狼達もそれは、わかっていた。だが、彼らにとってジンは絶対の存在だった。彼の行く前に道は出来、彼らの役目はそれを広げること。
芯までそれを叩き込まれている彼らは、何もいわずジンに付き従う。
二本同時に襲い来る戦斧の下を掻い潜り、振り下ろされる槍の隙間を駆け抜ける。骨をも押しつぶすであろう長剣をすり抜け、ディードの振り上げた拳の上を跳び、ひたすらに白髪の老人を目指す。ジンの脳裏には、付き従う部下も、この戦の行く末も、サギリのことさえもかき消されていた。
目指す首に向かって、ただ足は地面を駆ける。その体自体を風として、烈風の勢いをもって体一つ通れるか通れないかの隙間を抜ける。
「うぉぉおおオオ!!」
焔のごとき叫びと振り上げられた双剣。
振り下ろしたジンの刃が捕らえたのは、老人を守るように配置された一際大きなディード達の剣だった。まるで知性があるように、防具に身を固め、剣と槍を持って主を守る。
その数4匹。
双剣を受け止めたのはその中でも、首領格の長剣を持つ一匹。かみ合わせた刃に火花が散る。地面に食い込むジンの足をあざ笑う様に、長剣のディードが剣を振り切る。冗談か何かのように、ジンの体が宙を舞う。受身も取れず吹き飛ばされたジンに向かって、殺到するディード。斧を槍を手に手にしたディードの一撃を紙一重で避け続け、再び立ち上がる。
向かうは再び老人の首。
「ガアァア嗚呼!」
血のように赤く光るジンの瞳が捉えるのは、ただ老人だけだった。
だが、守るディードの壁が破れない。巨躯の体、恐ろしいほど巨大な武器とそこから繰り出される一撃は、容易にジンを吹き飛ばして老人の下へ寄せ付けない。しかも性質の悪いことに、老人を守るその4匹は決してジンを追おうとはしなかった。
もっぱらジンを襲うのは、取り囲む他のディード達。そしてジンに付き従った部下達は、ディードの攻撃から自身のみを守るが精一杯で、とてもジンの援護になど回れない。
「嗚呼アアアァア!」
既に左腕は折れ、肋骨も壊れている。普通の人間なら、疲労と怪我で意識もおぼつかないはずの重症に違いない。だがジンはそれでも、地を駆ける。
どうにもならないことを、どうにかしようとして抗う子供のように、その姿は無残なものだった。口から漏れるのは、血と絶叫。全身怪我をしていない場所を探すほうが、難しい。
7度目の突撃も防がれ、二本の足で立っているのもやっとのジンは、双剣を杖にひざを突く。だが、憎悪にギラつく視線だけは、片時も老人から離さない。
「殺してやる」
口から溢れるのは、呪いの言葉。
再び立ち上がるジンに、後ろから絶叫があがる。
「ジンさん、下がってください!」
防御にも限界を迎えた狼の悲鳴だった。
しかし、今のジンにはそれすら届かない。
「あいつを殺す!」
その言葉が後ろの狼達には、そこで死ねと聞こえた。
「その前にジンさんが!」
「黙れ!」
そして再びの突撃。予定調和のように、ジンの特攻はたやすく防がれる。
「ジンさんっ……!」
「退きたければ、お前達だけで退け!」
部下の制止を振り切って再び、対峙する。我慢の限界を迎えたのか古参の狼の一人が、ジンに背を向ける。
「……退くぞ!」
ジンを顧みり見て、逃げる者。なおもジンの背を守ろうと残るもの。既に事切れているもの。ジン率いる双頭の蛇が、バラバラになっていく。バラバラになることで、さらに被害が増す。だがそれでも、ジンは老人に向かうのをやめようとはしなかった。
「ルゥアア!!」
その声は、神に助けを求める哀れな人のように、あるいは狂った獣の断末魔のように、響き渡った。
千切れそうな腕で、削り取られたような肋骨で、なおもジンは立ち向かう。噛み締めた奥歯の間に苦痛の声を封じ込め、崩れ落ちそうな膝を支えるのはただ憎悪のみだった。
その状態で再び特攻を仕掛ける。
無残に切り裂かれた足で再び地面を蹴る。双剣を振り上げ、真直ぐ老人へ向かう。
「ヌゥウォオオオオアアア!」
振り絞った声に、双剣が振り下ろされる。
同時に構えたディードの長剣がジンめがけて振り下ろされた──。
8月になれば、夏休みがっ!!!
更新速度UPするかもしれません。