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【完結】最弱から始まるF級探索者のダンジョン無双~スキル目目連で全てを可視化し最速レベルアップ!~  作者: 吉良千尋
第1章

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41/131

40話 カモン経験値!②

新作もはじめました! (F級の投稿も続けます)


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この身勝手な異世界に復讐を~異世界転移したら失敗作として捨てられた俺が《災厄の魔王》と呼ばれ、復讐を果たすその日まで~

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刃が三つに別れた三叉槍(さんさそう)の切っ先が迫る。

甲高い金属音を響かせ、白光が弾いた。


眼前に迫る曲刀の刃を既の所で躱し、白光を斬りあげる。

硬い鱗もろとも肉を裂き骨を断つ。


──まずは一体。


血飛沫が舞い、顔に付着するがお構い無しで刃を振るう。

しゅるしゅると音が聞こえ、反射的に身体を引いた。

すると一秒前に自分がいた場所を水の刃が斬り裂いた。


「アイツは残しておくと厄介だな」


標的を杖のリザードマンに定めた。

目の前の敵の顔面を鷲掴み、地面へと力任せに押し潰す。

そしてトドメのサンダーボルト。

周囲のリザードマンも感電し動きが鈍る。


「む……響ばっかり……ずるい……!」


ミアは魔法陣を展開させ氷の矢を放つ。

響の邪魔にならないよう、尚且つ動きやすくなるように計算してを狙い撃ち。


ドス、と鈍い音を立て響のすぐ横にいたリザードマンの頭部を貫いた。


「俺も負けてらんないな!」


────


───



リザードマン達にとって響は天敵だった。

弱点特攻のスキルを持ち、雷属性のサンダーボルト、そして主な戦闘手段が剣による斬撃。

どれをとっても弱点に繋がってしまい、確実にダメージが増加してしまう。


水場ではサンダーボルトにより動きを制限され、近寄れば斬られ、離れればミアにより狙撃される。


あれから更にゾクゾクと現れたリザードマンだが、動きにも慣れた二人はより効率的に倒していった。


気付けばリザードマン達は全滅。

屍の山を築き、それを眺めながら壁にもたれかかった。。

響は身体中に切り傷があるものの、どれも傷は浅く致命傷はない。


あれだけの数のリザードマンと戦いながらも、深手を負わずに殲滅出来たのは、ミアの適格な援護のおかげでもある。


だが戦闘よりも大変だったのが、魔石の回収だ。

一体一体心臓のあたりにある魔石を取り出すのは楽な作業ではない。

その数が数十ともなれば尚更だ。


「さ、さすがに数が多すぎたな……身体が鉛みたいだ」

「ミアも……疲れた……」


隣にちょこんと座り響の肩に頭を委ねる。

血と汗で生臭さ充満したこんな空間で、シャンプーの甘い香りが鼻をつつく。


小動物のようなミアがこうして甘えてくれるのは響にとって心地が良かった。

ミアもリラックスしているようで、響に対してはかなり気を許しているように見える。


それから30分ほど身体を休めると、随分と楽になった。


「少し休んだしそろそろ行くか」

「……ん……行く……!」


二人はポーションの飲むと立ち上がりふたたび攻略を再開した。

ワラワラとリザードマンが出てきた通路を暫く進んだ。

あれだけの数を倒したのだ。少しの間モンスターと遭遇しなくても何ら不思議ではない。


しかし、進むに連れてどんどん空気が重たくなっていくのを感じる。

嫌な予感がした。


「この先に一体──」


言いかけたその時だった。

洞窟内に響く微かな足音。それも複数。

明らかに自分達ではない。


「……響、戻ろう……!」


ミアにもそれが聞こえたのか戻る事をすすめた。

この狭く視界の悪い通路では戦いにくい。

先程のような雑魚なら問題ないが、この重圧の主なら只者ではない。


少しでも戦いやすい場所に、いざという時に少しでも逃げやすい場所に移動する必要がある。


「あ、ああ。そうしよう」


なるべく音を立てないようにすり足で来た道を戻る二人。

第六感なのか、脳は警報を鳴らし、心臓は危険を察知した。


バクバクと高鳴る鼓動を抑え、無事先ほどの空間に辿り着いたが、足音もどんどん近付いてくる。


「ミア、森林エリアまで逃げて救助を待ってくれ。大丈夫だ。それくらいの時間は俺が稼いでみせる」

「……え?」


内心、響はこの重圧の主には勝てないと感じていた。

弱点を付けばとか、ジャイアントキリングが発動すればとか連携を取れればとかそういった次元じゃない事を肌で感じとっていた。


──今の俺じゃ(・・・・・)……無理だ。多分、二人でもどうにもならない。格が違いすぎる……!


「……ミアは……逃げな──」

「我が同胞を虐殺したのは貴様らか?」


ミアが言いかけた所で、その時は来てしまった。

このひらけた空間に重圧の主が辿り着いたのだ。

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