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こんなズボラな私が聖女って…   作者: 仁科ジェシカ
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基本、めんどくさい

口癖はめんどくさい。


必要なものは、全部手の届く範囲においてある。


後回しに出来るものはとことん見ない。


人付き合いは、来るもの拒まず去るもの追わず。

部屋に招く予定の人は、これまでもこれからもいない。


人に合わせるのがめんどいし、感情の起伏もめんどくさいので、恋は本の疑似体験で事足りてる。


親からの電話にできるだけ出たくないので、着信音を変えてある。後でぐちぐち言われたくないので、3回に1回のペースで嫌々出る。うん、しか返答しない時もある。


1ヶ月掃除しなくても処か…掃除機を買ったことない。


好き嫌いはあるが、食べ物にこだわりは無い。賞味期限は臭いで判断。


誰かに何が言われるのもめんどくさいので、無難に学生→社会人と、なんとなくの世の流れに逆らわず、人生を決めてきたが、会社の人からは、こつこつと仕事をこなす真面目な事務員として見られていたりする。まあ、単に周りとの軋轢がめんどいから、無で仕事を一つ一つこなす毎日なだけだけど…。


ちょっと処でなく、終わってる。とはわかってる。

でも、幸せはそれぞれだからと、何かに蓋をして生きてきた。


しかし、29歳まで自分なりに社会にとけ込んで、周りに擬態し、アイデンティティを守りけて続けて来たが、その鉄壁が次々と理不尽に周りに壊されてしまうのは、予定外だった…。

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