第四十七話 女子陣のステータス
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とりあえず今後は手での投稿はせずにタイマーで常に投稿する様にします。
前回は本当に申し訳ございませんでした……
チーム名が決まった後は早かった。書類にサインと捺印をしてギルドの窓口に提出するだけだから、当然と言えば当然なのだが。
特に何事もなくチーム【レインボーウィザーズ】の登録申請を済ませる。ちなみにリーダーは男性の方は数が少ないので、数が少ない方が立場の主導権があった方がいいだろうというジュディからの提案で、秋彦がリーダー、ジュディがサブリーダーという形になった。
ここからはいよいよ女性陣は初の初級ダンジョンへの侵入だ。期待と不安に胸を高鳴らせながら、5人は東京駅に向かう。
……………………………
東京駅に行くのはもちろんダンジョンに行くためだ。実はフィールドキメラゴブリンとの決戦の地である東京駅には、決戦が終わってしばらくした後、ダンジョンの入り口が出来ていたのだ。
その入り口こそ【東京駅666番線 迷宮線各駅停車 地下初級迷宮駅行き】であり、今回5人が挑むのは【地下初級迷宮駅】のダンジョンである。
もちろんこんな線路はついこの間まで存在していなかった。が、そこには毎日一定数電車が出ており、電車に乗ると地下迷宮にたどり着く。尚この駅、途中に【地下入門迷宮駅】があり、ここも都心ということもあり、探索者からは人気のダンジョンになっている。
当然、初級迷宮駅で降りた乗客はまだいない。秋彦達が初めてになるはずだ。
電車自体はよくある地下鉄といったところであり、現代に非常にマッチしたつくりになっており、駅の構内も入門ダンジョンへ向かう人々で賑わっている。ここだけ見ると、遊園地行きの地下鉄を待っているだけのようにも見える。
だが、ギルドが配布している武器ケースを持っている人だらけなところを見ると、もうここは既にダンジョンの入り口であることがわかる。
が、改札は駅専用の電子マネーカード対応である。ちょっと不思議な気分だ。
しばらくすると、電車がやってきたので乗り込む。もちろん降りる人が先ではあるが。
赤と黒と白の縞模様が特徴的な電車は、全員の乗車を確認し、発車する。
結構広々としており、押し合いへし合いにならず、また、椅子の数もかなり多い。
「初めて乗るけど、ぱっと見通学の電車とあんま変わんねーな」
「乗客の大体が武器持ってるけどね……」
電車に揺られながらぽつりとぼやく男子陣。それに女子陣が乗っかる。
「私たちも、初級駅に行くのは初めてよ。普段は入門駅で修行しているから」
「ここ、交通の便がいいからなー」
「……集まりやすい」
そうしてしばらく雑談をしていると、電車アナウンスが【地下入門迷宮駅】の到着を告げる。人がぞろぞろと降りていくが、乗る人間は一人もいなかった。
すっかりがらんとしてしまった電車の扉が閉まり、次の駅へと向かう。
乗客が自分たち以外に居なくなったことを確認し、秋彦はジュディ達に質問する。
「そういや俺らはまだ3人のステータス見てないんだけど、見ていいか?」
「え? ああ、構わないわよ。話し合いの時に見てくれてもよかったのに」
「いやー、正直ステータスは後でレベルあげれば問題ないですけど、魔法属性とかはどうしようもないですし、他の条件的にも、ほぼ決定みたいなところありましたし……」
「ぶっちゃけ忘れてたよな」
優太がせっかく取り繕っていたのに秋彦が台無しにした。締まらないながら、とりあえず三人のステータスを確認する。
まずはジュディから。
名前:ジュディ=マクベス
レベル15
【装備】
武器:ブロードソード(肉体力+35)
頭:アイアンヘルム(肉体力+25)
体:アイアンアーマー(肉体力+50)
腕:ガントレット(肉体力+20)
腰:アーマーベルト(肉体力+10)
足:アイアングリーブ(肉体力+20)
【装飾品】
挑発ネックレス
肉体力:250+150(装備分)=400
魔法力:200
戦闘力:900+200(装備分)=1100
獲得DP:26,000
使用魔法属性:地Lv9
入手スキル
【戦術】
剣術Lv1+2=3(100DP+自力の強化)剣術を習得し、習熟する。
盾術Lv1+2=3(100DP+自力の強化)盾術を習得し、習熟する。
体術Lv1+2=3(100DP+自力の強化)体術を習得し、習熟する。
【補助】
解体術Lv1+1=2(500DP+自力の強化)モンスターをうまく解体出来るようになり、相手の急所を突きやすくなる。
魔物学Lv1+1=2(500DP+自力の強化)モンスターの弱点を知り、相手の急所を突きやすくなる。
重量挙げLv1+1=2(500DP+自力の強化)重い物を持つ腕力と重い物を効率に持ち上げる技術。力もつくが、わずかな力で重い物を持てるようになる。
【感知】
危機感知Lv1+1=2(1000DP+自力の強化)罠を察知し、不意打ちを受けにくくなる等、自分に降りかかる危機を感知できるようになる。
次は桃子を見てみる。
名前:楠 桃子
レベル15
【装備】
武器:マジックロッド(肉体力+10魔法力+60)
頭:サークレット(肉体力+5魔法力+30)
体:赤いケープ(肉体力+20魔法力+30)
腕:銀の腕輪(肉体力+20魔法力+20)
腰:黒のスカート(肉体力+5魔法力+20)
足:赤いハイヒール(肉体力+10魔法力+15)
【装飾品】
無し
肉体力:100+70(装備分)=170
魔法力:350+175(装備分)=475
戦闘力:950+300(装備分)=1250
獲得DP:20,600
使用魔法属性:炎Lv10
入手スキル
【戦術】
杖術Lv1+2=3(100DP+自力の強化)杖術を習得し、習熟する。
体術Lv1+2=3(100DP+自力の強化)体術を習得し、習熟する。
【魔法補助】
高速詠唱Lv1+1=2(1000DP+自力の強化)魔法の詠唱を早める。
魔法効率化Lv1+1=2(2000DP+自力の強化)、魔法を効率的に使用することで、消費魔力を抑え、威力を上昇させる。
魔力制御Lv1+1=2(2000DP+自力の強化)範囲攻撃魔法を行う時、味方を巻き添えにしない。
【感知】
魔力感知Lv1(2000DP)魔力を感知できるようになる。これにより魔法が使われた形跡やどこで魔法が使われたかなどを判別することができるようになる。
危機感知Lv1(1000DP)罠を察知し、不意打ちを受けにくくなる等、自分に降りかかる危機を感知できるようになる。
最後に茜だ。
名前:舞薗 茜
レベル15
【装備】
武器:和弓(肉体力+40)
頭:鉢巻(肉体力+10)
体:弓道衣+弓掛(肉体力+40)
腕:無し
腰:弓道袴+弓道帯(肉体力+35)
足:足袋(肉体力+10)
【装飾品】
無し
肉体力:200+135(装備分)=335
魔法力:250
戦闘力:800+180(装備分)=980
獲得DP:21,100
使用魔法属性:水Lv6闇Lv6
入手スキル
【戦術】
弓術Lv1+2=3(100DP+自力の強化)弓術を習得し、習熟する。
体術Lv1+2=3(100DP+自力の強化)体術を習得し、習熟する。
【魔法補助】
高速詠唱Lv1+1=2(1000DP+自力の強化)魔法の詠唱を早める。
魔法効率化Lv1+1=2(2000DP+自力の強化)、魔法を効率的に使用することで、消費魔力を抑え、威力を上昇させる。
魔力制御Lv1+1=2(2000DP+自力の強化)範囲攻撃魔法を行う時、味方を巻き添えにしない。
【補助】
解体術Lv1+1=2(500DP+自力の強化)モンスターをうまく解体出来るようになり、相手の急所を突きやすくなる。
魔物学Lv1+1=2(500DP+自力の強化)モンスターの弱点を知り、相手の急所を突きやすくなる。
狙撃Lv1+1=2(500DP+自力の強化)遠距離物理攻撃の命中率を上昇させ、遠距離物理攻撃を誤射確立を下げる。
【感知】
危機感知Lv1(1000DP)罠を察知し、不意打ちを受けにくくなる等、自分に降りかかる危機を感知できるようになる。
成程、必要なものをLv1だけ習得し、後は自力で体得することでDPのコストを抑えているのか。実戦で安心して使えるというレベルではまだないにせよ、必要なものの下地はそろっている訳だ。
「へぇ。スキルがかなり揃ってるんだな……」
「凄いねー。僕らの知らないスキルとかも持ってるし」
「コツコツ3万DP近くも貯めたんだ、無駄遣いはしたくないよ。ていうかさ、あたしらからすりゃ二人の方がすごいよ。なにこれ、どんだけ稼げばこんなことになんの?」
「……正確には28,800DP。血と汗の結晶」
「あー、ジュディには話したし、そこら辺も話しておくか。ちょうどこの電車俺ら以外に人いねーし」
改めて、DPの出所と初級ダンジョンの攻略を急ぎたい理由を話す。
当然二人もずるいずるいの大合唱だったが、とりあえず二人も攻略を急ぐ動機の理解を得ることができた。
そうやってぎゃあぎゃあとやり取りをしていると、電車は【地下初級迷宮駅】へ到着するアナウンスがされる。
さて、ここからが本番だ。
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次の投稿は5月16日午前0時予定です。
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