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りあダン! 現実世界にダンジョンが?!  作者: 大道寺 禅
ダンジョンに適応する日本
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第二百八十八話 中級ダンジョン 状態異常特攻と耐性貫通

累計PV数510万突破、ユニークアクセス90万人突破しました!

これも皆さまからのご愛顧の賜物です。

いつもいつもお待たせしていると言うのに感謝しかありません。

これからもりあダンをよろしくお願いいたします!

 ペネトレイトの効果でさらに新しい情報を開示させたとはいえ、元の情報を頼りにすでに一度倒した魔物である。二回目において躓くはずもなく。秋彦達は早々に戦闘を終わらせた。


「よーしよしよし、戦闘終了!」

「やっぱり眠らせられさえしなければどうと言う事はないね」

「でも実は隠蔽されたスキルに逆転の可能性があったものがあるかもしれないわ」

「……兎にも角にも確認、確認!」


 突如として開示された新情報に秋彦だけでなくレインボーウィザーズ全員興味津々である。


名前:デーモンベビー

レベル35

肉体力:500

魔法力:7,000

戦闘力:9,375

有利属性:闇、炎

不利属性:光、水

使用魔法属性:闇Lv20、炎Lv20

スキル

ガラガラアタック:(【モンスタースキル】【アクティブ】手に持っているガラガラで相手を殴りつける。攻撃が命中したら一定確率で相手を睡眠状態にすることがある)

ガラガラ催眠音:(【モンスタースキル】【アクティブ】手に持っているガラガラを一定の周期で鳴らす事で聞いている相手を眠たくさせ、状態異常、睡眠を付与する。このスキルは鳴らすことを止めさせない限り効果が累積し、スキル発動時間に比例して睡眠付与確率が上昇する)

癇癪を起こす:(【モンスタースキル】【アクティブ】泣きながら大暴れする。魔法力を泣き声に乗せて広範囲の風属性物理攻撃として攻撃を行う。この攻撃は状態異常、睡眠になっているものが食らうとダメージが大幅に上昇する)

遊ぶ:(【モンスタースキル】【アクティブ】呼び出した仲間を呼んで遊ぶ。遊ぶことで肉体力を回復したり魔法力を回復したり、自分自身を強化したりと様々ながら、基本的に何が起こるかは本人にもわからない)

ねむねむフィールド:(【モンスタースキル】【パッシブ】この魔物が戦闘の場にいるとなぜか眠たくなってくる。状態異常、睡眠の付与成功率が上昇する)

ねむねむ羊がぴょん!:(【モンスタースキル】【チームスキル】【アクティブ】このスキルはデーモンベビーのダメージが深刻な状態であり、仲間呼びで呼んだ仲間が全員生存している時に使うことが出来る。デーモンベビーとその仲間たちが全員でお遊戯会の様な物を始める。お遊戯会が開催されている間は戦闘行動を行う事は出来ず、ただ見入ってしまう上に、最後まで見ると睡眠に対して完全耐性のない者は絶対に状態異常、睡眠になる。〈例え完全耐性のある物であっても数秒間眠り状態になる可能性がある)〉

〈悪魔の寝起き悪戯(ドッキリ):(【モンスタースキル】【アクティブ】【状態異常特攻】このスキルは相手が状態異常、睡眠状態の時のみ使用することが出来る。攻撃力、防御力、素早さ、魔法力を超絶的に低下させ、相手を8倍の攻撃力で攻撃する。このスキルによって睡眠状態の敵を攻撃した場合絶対に状態異常、睡眠は解除される)〉

擬態:(【モンスタースキル】【パッシブ】戦闘以外の場面では人間から攻撃の対象とされない。戦闘準備を整え切った後に効果が消える)

仲間呼び(幼)Lv8:(【モンスタースキル】【アクティブ】同種の自分以下の戦闘力の魔物を呼び、戦いに加勢させる。この魔物は悪魔族の中でも己の遊び相手になる魔物を呼び出す)

人間の赤ん坊の様に見えるように擬態した悪魔の幼体。

戦闘形態になっていない状態では、それこそ人間の赤ん坊と区別がつかない物の、戦闘態勢に入れば、たちまち悪魔としての本性を大いに表すだろう。

幼体ながら魔法の多彩さには目を引くものがあるが、真に恐るべきは状態異常、睡眠を中心に立ち回る一貫性のある戦法だ。〈この悪魔と戦う時は油断せずに物理攻撃で一撃のもと仕留めるといいだろう。下手に追い詰めるとねむねむ羊がぴょんからの悪魔の寝起き悪戯でたちまち壊滅的な状況に追い込まれてしまうのは確実である。〉

この悪魔の前で寝る事は、そのまま永眠へと誘われてしまう事に繋がるだろう。


 新たに開示された情報に全員の表情が凍る。よくよく見るとすでに開示されていたスキル部分や説明文にまで新たに開示された情報がある。


「えーっと……つまりこれは……」

「悪魔の寝起き悪戯、とんでもない隠し玉持ってたんだね……」

「ちょっとでもねむねむ羊がぴょんを見て見たいなんて言った私が馬鹿だったわ……悪魔の寝起き悪戯とコンボされたら大変なことになるわよこれ」

「……見たら事実上の戦線崩壊。私達でも死ぬかもしれない」


 正直戦闘力を見て甘く見ていた節があったのかもしれない。戦闘力1万以下等今更自分達の敵ではない。ゴールドランク探索者ならそう思う人は多くいるだろう。なぜならそのレベルの相手ならすでに散々してきていたからだ。

 だが、中級ダンジョンはどうも戦闘力では測れないような魔物が蔓延っているらしい。これは、戦闘力だけを見ていて油断したせいで足元を掬われる探索者が多くいたことが容易に想像がつく。うかつに、或いはうっかり追い詰めたせいで形勢を逆転された探索者も多くいたのだろう。

 だが、そういった物もアナライズでは見破れない所に本当の脅威が潜んでいたことで分からなかったのかもしれない。

 事実レインボーウィザーズがそうだったからだ。秋彦がペネトレイトを使用していなかったら今でもそうだったかもしれない。


「……いったん帰りましょう。この情報は広める必要がある」

「だな……戦闘自体はたったの二回。でもこれだけで既に実力的には問題なくても慢心してると実力関係なくやられる可能性があることが把握できた」

「さらに犠牲者が出る前に注意喚起しなきゃ!」

「了解! すぐにギルドに向かおう!」


皆様からのご愛顧、誠に痛み入ります

これからも評価、ブックマーク、感想など、皆様の応援を糧に頑張って書いていきます。

次の更新も未定となりますが、折角のGW。何とかお休み中には執筆していきたいと思います。

何卒ご理解とご協力をお願い致します。

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