ハンターズギルド
大輝は男について行っている、男は玄関らしきところから出る、そこには渋谷のスクランブル交差点があった
しかし大輝が知っているスクランブル交差点とは光景が大いに違っており、所々がボロボロである
ガラスの窓から見えていた景色とはいえ改めて見ると本当に異世界に迷い込んでしまったんだなと言う事を大輝に周りの光景が伝える
だがそれでも大輝は顔色を変えずに男に質問した
「すいません、貴方の言う『あの場所』とは一体なんなんです?」
大輝は男に質問する、元々大輝が男について行っているのは、男が『お前の求めている物があるところを知っているかもしれない』と言い、大輝は男について行っているのである
「んっ、あぁ俺が言っている『あの場所』に行くためにはちょっと手順が必要でな」
そう言うと男は更に歩く速度を早めていく
大輝もついていくために歩く速度を上げていく
そうして二人が歩いていくと、やがて一つの建物についた、扉の横にある看板には『ハンターズギルド』と書いてある
「さっ、中にはいるぞ」
男はそう言うと建物の中に入って行った、そして大輝もそれにつられて入って行った。
中はとても広く、多くの武器を持った人がたくさんいた、大輝は周りを見渡すと手招きをしているあの男がいた、大輝はその男の方に向かって行った
「なぁ、ここと『あの場所』って一体何の関係があるんだよ」
大輝は少し不満をこぼして男に言った、対する男は大輝に言う
「『あの場所』はここでライセンス登録って言うのをしないと入らないんだ、だからお前にはライセンス登録を受けてもらう」
大輝はそれを聞いて、少し考えつつもライセンス登録をする事にした
ライセンス登録をする事を男に伝えると男は大輝を受付の所まで案内した
「今日はどのような要件で?」
受付嬢が質問すると男が前に出て言った
「こいつのライセンス登録をしにきたんだ」
男は受付嬢にきっぱりと言う、受付嬢はそれを聞いて後ろに置いてある紙とペンを置いた
「それではここに名前と契約書にサインをしてください」
大輝は名前を書く紙に書き、そして問題の契約書の内容を見る
契約書
・我々ハンターズギルド協会はあなた方が死んだ場合一切の責任を負いません
・あなた方の死は完全に自己責任扱いです
・どうか上位二つの規約に同意してから下のはいかいいえのところにはいに丸をして受付の方に提出をしてください
はい/いいえ
内容は正に不穏そのものだった、だがこのままだと永遠に分からずじまいなのではいに丸を書きそのまま提出をした
すると受付嬢が奥に行って1時間が経ったそのまま待っていると受付嬢が戻った
「ライセンスは一番下のEランクから始まり最高ランクがSとなっています、Sランクを目指して頑張ってください」
受付嬢はそう言うと俺にライセンスカードを渡した
「それじゃあ向かうか」
そう言って男は大輝を連れてスクランブル交差点のバリケードが貼られてあるところに行った
「ライセンスカードを見せてください」
バリケードの扉の横にいる人間が言うと、男と大輝はライセンスカードを見せ通してもらった
大輝は周りを見渡す、周りを見ると荒廃しているのが分かる、ヒビの入ったコンクリート、点滅を繰り返す街灯、倒れている街路樹などがそれをより一層実感させる
「あっ、そう言えば自己紹介を忘れていたな」
大輝が歩いていると目の前の男がそう言う
「俺の名前は尾形十三だ、よろしく頼む」
男、もとい十三は自分の名前を名乗る
「……神代大輝です、よろしくお願いします…」
大輝は自分も名前を言わなければ失礼と思ったのか自分の名前を言った
「神代大輝ね、よし、覚えた覚えた」
十三は気さくに言うと、何かの気配を感じたのか、背中に背負っているリュックからカセットラジオを取り出した
「あの、十三さん、それって何の意味があるんです?」
「この世界『妖幽界』には『幽鬼』って言う化け物がいるんだ、そいつらは何故か、かごめかごめの歌を嫌う」
十三は淡々と言うとカセットラジオからかごめかごめの歌を流す
だが、何故ラジオカセットで流さないといけないのか大輝は少し疑問に思う
「……十三さん、口で歌うとかの方法もあると思うんですが」
「じゃあ、大輝歌ってみろよ」
十三に言われ大輝はかごめかごめを歌おうとする
すると口に何か刺さったような痛みが出てきてそのまま歌おうとする気が無くなってしまった
「なっ?何故かこの世界で口でかごめかごめを歌おうとすると口の中から何か刺さったような痛みが出てくるのさ、だからみんな居住区の外に出る時はカセットラジオを持っていくのさ」
十三はそう言うと目的地へと向かった、それの後を追うように大輝も十三を追う
そうして二人は歩く、何分も何時間も、大輝の足が疲れても十三は止まる事はない、大輝も十三に負け時とついていく
やがて、目的地の階段が見えた、十三は変わらずに歩いていくが大輝は少しばてた様子である、だがそれでもついていく
やがて階段を登り切ると鳥居があった、大輝は夢で見たものと同じ光景に少し驚いた様子の表情を浮かべる、十三はそんな大輝をよそ目にその先を抜けた、大輝は十三を追いかけ近くにあった人が座れるほどの石が二つあった為十三と大輝は一旦休憩した
「いやー、大輝、お前結構体力あるんだな」
十三は関心した様子で大輝に言う、そして大輝はそれよりも聞きたいことがあるため十三に聞く
「十三さん、この世界の事について教えてください」
大輝は十三に向かって言う、すると十三は話し始めた
「分かった、この世界は『妖幽界』俺たちが住んでいる世界とは別の世界だ、一部の奴らは裏世界と読んでいる」
「この世界には三つの生物がいるそれぞれ『幽鬼』『妖魔』そして俺たち人間だ」
「幽鬼は俺たち人間などを食糧にする、種類によっては共食いもするんだ」
「妖魔は簡単に言えば『厄災』とでも言えばいいだろうか、基本的には見つけたら急いで逃げた方がいい」
「そして、この世界はコイツらの他に特徴があるんだ、この世界は何故か俺たちの世界の東京をもした作りになっている、基本的に何処も荒廃しているがな」
十三はそう言うと立ち上がり上に続いている階段の方へ歩き出した
「いくぞ、大輝お前の目当ての物かもしれない物があるところにな」
十三は歩き出し、大輝も十三に向かって歩き出した、誰かにつけられている事も知らぬまま
感想、評価お願いします




