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Olympus Quest  作者: 狩野理穂
OLYMPOS QUEST
7/34

Olympus Quest ~裏話~

すみません、寝落ちしてました!

 どうも、狩野理穂です。



 今回は第一部終了記念として「Olympus Quest第一部裏話」をしようかと思い立ちまして、こうして実行に移した次第です。

 さて、余談ではありますが、狩野は高校生でございます。何話か前に部誌に載せるために書いたものを転載しているとの話はしたと思いますが、ここまで六話に分けて掲載したものがすべてまとまった状態で部誌に載りました。四・五月号でした。

 私は高校一年生。正式な部員になるのは四月中旬(もっとも、私は入学式の次の日から入り浸っていましたが……)。この二つの情報から導き出される解は一つです。この一万字を超える(私にしては)大作をおよそ一か月半で書き上げたのです!

 ……と、テンションが上がっていたのはここまで。印刷日当日になりました。毎年恒例で四・五月号には部員たちの自己紹介があります。さらに私が書いた十七枚の小大作。どうなったかは簡単に予想できるでしょう。文章に起こす行為すら気が引ける地獄絵図でした。



 まあこの話はこれくらいでいいでしょう。ちょうど指の動きも鼓動に乗ってきたところです。

 やはり次に話すのは設定でしょうか。タイトルにもある通り、舞台はギリシャ・ローマ神話の世界「オリンポス」です。主人公のルーシュはゼウスの息子ですが、本人はその事実を知らずに冒険をしています。なんなら、神を信じていません。そんな彼が神という存在を信じるきっかけになったのは紛れもなくハルピュイアの件でしょう。

 実は、私がオリンポスクエストを書こうと思った理由の一つがこのシーンです。もともと神話などに興味があったのもありますが、なによりも


 羽の生えたモノが振り向く。口元が紅く見える。

 何かが少しずつ俺の方に近づいてくる。

 俺は全速力で走って逃げる。それなのに引き離せない。それどころか、近づいきている気がする。

「クソが……!」

 家まではまだ遠い。このままでは追いつかれてしまう。

 ──その時、空から1本の槍が降ってきた。

 その槍が地面に刺さった途端、辺りが白い光に呑み込まれた。


 ここのシーンが書きたかったんですよ!

 私は結構アメコミが好きだったりするんですよ。アベンジャーズなんかは殆どDVDが自宅にありまして、昔は休日の朝に字幕で観たりしていました。音声は英語で。

 その時に一番好きだったセリフは、キャプテンアメリカの「shit!」。たった一言なのに、心にグッとくるものがありました。すでにお察しでしょうが、このシーンは「shit!」をイメージして書きました。頭の中で映像化してみてください。少しでも何か「クるもの」があればネット小説家冥利に尽きます。



 ルーシュにとって次の転機はタルタロスです。この物語に書かれている中では初めての裏切り行為(ルーシュにとっては裏切られ行為)です。

 作中にもある通り、タルタロスとは奈落を意味します。運のいいことに彼は底にたどり着きませんでしたが、私の予定ではケラウノスに救われるおよそ三十分後に、一輪の紅い花ができていたことでしょう。


 さて、ここで読者の疑問に答えましょう。このシーンの疑問はただ一つ。ルーシュはいままでケラウノスをどこにやっていたのか、です。

 ユピテリアでケラウノスを入手したルーシュは旅に出ますが、このとき既に彼はケラウノスを持っていません。理由を言いますと、トラウマです。最初にあれを持ったルーシュは全身が痺れて気絶をしてしまいます。まだまだ成長途中の少年にとっては十分すぎるダメージでしょう。それ故に自宅の物置に放置したまま王都へ向かったのです。



 先ほどの裏切りに続き、次の転機がすぐに彼の精神を蝕みます。ゼウスです。

 自分の父親と知らなくても先祖であることを知っているルーシュにとって、彼の変貌は衝撃だったことでしょう。なにせ自分の村を村民と一緒に燃やしてしまうんですから。ルーシュの母親、あっぱれでしたね。



 少々体力が尽きてきました。あとはダイジェストのようにいきましょう。

 ざっくりとハデス戦ですが、このシーンがいちばん難しかったですね。どうしても動きを表現できない。結果、あのような無残な描写になったのです。戦闘シーンを書ける!という方がいらっしゃいましたら、感想欄またはtwitterのDMに書いてくれると、泣いて喜びます。

 次にアテ登場とゼウス覚醒ですね。アテは「色っぽいお姉さん」をイメージしましたが、最初に言ったよう、もとは学校での制作。はっちゃけられません。その結果、あの半端な感じですね。色っぽいシーンが書ける!という方がいら(以下略)

 最後に、ヘラ登場です。(回想シーン?ぶっちゃけ言いますと、あれは惰性で書いていました)

 ギリシャ神話を知っている人はわかると思いますが、ヘラはゼウスと人間のハーフを嫌っています。英雄と名高いヘラクレスも、ヘラから刺客を贈られています(幼少期に贈られた大蛇は、ボールのようにまとめて無邪気な笑顔で遊んでいたとのこと)。まあ、ルーシュは大丈夫でしょう。



 ちょうど二千字を超えてきました。もうそろそろお暇しましょう。

 それでは、オリンポスクエスト第二部~原初の神々~は11/26(火)に投稿!では!

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