好きは消えない
ちょっとだけ震える手で 何度も書いて
何度も消した
好きです
その一言に今も振り回されてる
誰かを好きだと認めることは
傷つくこと前提だからこそ恐い
失う日を想うから苦しい
だから いっそ消してしまえたら
こんなに悩むこともないのに
今まで通りの自分でいられるのに
いつだった?
一番好きな人とは結ばれない
それがこの世のお約束だと
誰かが言って
それを本当のことのように受け取った日
あれはいつか受けた呪いのよう
でもいつかは 叶うんでしょう?
本当はどっちなの
物語の主人公になれる人は特別で
自分は脇役でしかない
そう思った日
誰ともなく救いを求めて空を見上げた
これは自分で仕掛けた呪い
でもいつかは叶うんだと
あの日見た童謡で歌っていたよ
遠回りして 君のところに辿り着けるなら
優しい詩も悲しい詩も いつか誰かの心に触れるなら
君の心に 触れられるなら
ボロボロになってるよ 君の前に立つ頃には
クタクタになってるよ 君に想いを告げる頃には
でも 笑っていてよ
好きだよ その笑顔が その声が 今もずっと
消しては書いて 真実が何か分かったから
また何度でも 何度でも
書いては消して 消えない想いに気づいたから