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最終話
【これにて打ち切りでございます】という看板が立っている
主人公が子ども、かつ一人称の異世界転移は無理がありすぎました。
次回作は脚本レベルの物にまで昇華させてから出します。
「ぼく変に泣いたところで終わっちゃった……」
「男の子とはこういうときにも泣いていいのですよ」
「二百字未満は投稿できないからって座談会やらせるの、本当に古臭いと思うなぁ」
「背景すら設定されていませんからね。昼夜も不明でございますし」
困った作者だ、と言い合いながら二人はナンカ=フシギ=クウカンに吸い込まれていく。
あとにはただ静かな洋館だけが残った。




