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親の欲目だった件
お久しぶりです。
そして、あけましておめでとうございます。
今年の抱負はもう決められましたでしょうか。
私はまだです。汗
思いつきで書き始めた作品ですが、どうにか書き上げたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
子供の頃から美少女だと言われてきた。
乳母のセリーも侍女のタニーも、お美しいお美しいと言って、将来は玉の輿か社交界の華かとチヤホヤしてくれた。
それが嘘だったなんて、あんまりだ。
結論から言えば、全然美しくなかったのである。
お姉様が妹を選ぶ、伝統の儀式。
社交界に上る前の三年間、首都の一角に設けられた紳士淑女のための学園で、マナーを学び一流の女性になるための場所。
そこで私に突き付けられたのは、ブスすぎて誰からも選ばれない、と言う現実だった。