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偽バスの運転手
虎次郎は、バスで移動中であったが、様子がおかしい。
福山署に向かうバスが島を一周して港に戻ってしまうのだ。
虎次郎「おい 運転手 どういうことだ」
運転手「お客さん 乗車中は動き回らないでください でないと手元が狂ったまいますからねー」
ドシュッ
運転手がナイフを投げつけてきた。
虎次郎はトレンチコートで防いだ。
「なにをする!」
運転手「ある方の言いつけでな。お前を福山署に向かわせるわけにはいかねえ。お前はこのバスの檻に閉じ込めておくのさ。」
虎次郎「そうはさせん」と虎次郎はホルスターに手を伸ばし銃を手にしトリガーを引いた。
「カチッ」
弾切りだった。
「しまった。弾は置いてきたんだった!仕方ない これで代用する」
虎次郎は、銃にいもけんぴを詰めると、引き金を引き、バスの運転手を貫通させた。
「うぎゃあ」
バスの運転手の悲鳴がこだまする。
虎二郎は、バスを止めると、荷台に閉じ込められていた本物のバスの運転手を助け出し、バスを運転させた。