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戦姫、ブリュンヒルデに捧ぐ  作者: 野之 乃山
二章 自警団
29/80

⁇-⁇ 空白

――これより後の文章は、少しの間、存在していた。



――しかし、いつの間にか、それら文章を構成していた文字たちが勝手に抜け出し、あちこちに散らばって、バラバラな状態になってしまった。



――次のページも、開いた直後は、その後の、森の避難シェルタまでの経緯も書かれていた。彼の、親友たちの最期も。



――しかし他のページ同様、時間が経過すると、バラバラになってしまっていた。



――そのまま捲り続けると、空白のページに辿り着く。なにも記載されていない、まっさらな紙だ。



――時間経過で、また何かが起きるのでは、と、私は思い、空白のページを開いたままにしていた。



――すると、文字が、他のページから入ってきた。するすると人ごみを抜け出すように、音もなく、それらは空白だったそこに、ある単語を紡いでいった。



――「コロス」と。



――コンピュータ制御のタイプライタが、秒速十文字程度の速度で文字を打ち込むように、次々に同じ単語が、現れていく。



――恐怖を覚えた私は、本に重しを付けたまま机から飛び跳ねた。すると、空白のページがなくなってしまい、行き場を失った文字たちが、血のようにドロドロと、その本からあふれ出てきた。



――急いで協力者たちを呼びに行き、部屋に戻った時には、その不思議な現象は起きていなかった。



――しかし、もともと「彼」が書いていたはずの文章があった部分は、組み替えられており、ある別の人物が()()()()()()

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