表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/66

60話 ウェアウルフになりました

 暫くして、意識を回復したクロエは、ゆっくりと立ち上がった。

 

「い、一体何が?」


(あれ?なんか身体が軽いし、視野が広がった気がする?)


 クロエは、身体がスッキリしている事に違和感を覚える。


「色々と書き換えておいたから、ステータスを確認して見るがよい」


 リッチに言われて、クロエは、魔導書を出してステータスを確認した。


「は!?」


契約者

名前:クロエ

種族:ウェアウルフ

年齢:15歳

身長:160cm

体重:45kg

筋力:120

体力:150

速度:180

知能:8

耐久:60

魔力:0

加護

ゲイルの加護(ウェアウルフ化、人化の術、暗視、嗅覚強化、服従心、犬化、人狼の血)

リッチの加護(不老不死、健康維持、超回復、理性低下、避妊管理、絶倫、精神安定、永遠の15歳、痛覚遮断、魅惑強化、感度強化)


(え?ちょっと待って、理解が追いつかないんだけど!?)


 クロエの加護は、リリスの呪いがリッチの加護に変更されているだけでなく、ゲイルの加護まで書き換えられていた。

 それだけじゃなく、ゲイルの加護の影響でクロエは、人間すら辞めて、ウェアウルフになっていた。


「私がウェアウルフって、どう言う事よ!?」


(しかも、ウェアウルフになったからか、ステータスがめちゃくちゃ高くなっているんだけど!?)


「その方が肉体も強くなって便利じゃろ?」


 リッチは悪びれもせずに言う。


「そ、そう言う問題じゃないでしょ!?」


(私、とうとう人間すら辞めちゃったの!?)


 クロエは、自身が魔物になった事がショックで落ち込んでいた。


「俺は今のクロエがタイプだぞ?」


 ゲイルは慰めるつもりなのか本気なのか分からないが、同じ犬系の魔物になれたことが嬉しいのか尻尾を振っている。


「あ、ありがとうございます」


 身体を確認するが、ウェアウルフと言っても、メスの場合は犬耳と尻尾が生えて爪と犬歯が鋭くなるだけなので、認識犬化の状態とさほど変わらない。

 ただ、今までは、人間の身体がデフォだったのに対して、犬耳と尻尾付きの身体がデフォになると言う事が大きな違いだ。

 幸い、人化の術で人間の姿になることは可能なので、特段の不便は無さそうだ。

 

(まあ、肉体は確かに強くなったからか引き締まった気がするし、感覚も研ぎ澄まされてる)


 今のクロエには、数十キロ先の匂いや音を拾う事ができ、闇の中でも見通す力があった。

 他にもツッコミたい内容はいっぱいあったが、結果的にデバフな効果は減ったので、これ以上は文句は言わない事にした。


「では、クロエちゃん、ワシの膝の上に座りなさい」


「え?」


 リッチは胡座をかいた状態で空中に浮いており、膝の上に座る様に命令してきた。


(私のこと、タイプじゃないって言ってたわよね?)


「分かりました」


 リッチの事は生理的に受け付けないし、嫌いだったが、それでもクロエのご主人様であり、呪いの書き換えまで出来てしまう力の持ち主だ。

 ここで、下手にリッチの命令に逆らえば、今後何をされるか分からないので、従う事にした。


(まあ、どうせあの骨と皮しかない身体じゃ、私に何か出来るとは思えないしね)


 クロエは、嫌々だが、リッチの膝上に腰を下ろして座る。

 骨張っており、ゴツゴツしているので座り心地は良くない。


「おー、クロエタンは偉いでちゅねー」


 そう言ってリッチに頭を撫でられて、犬耳をモミモミと触られたので、クロエは全身の毛が逆立ち、尻尾がビーンと伸びる。


「犬耳がくすぐったいので、あんまり触らないで下さい」


(き、キモい!)


 赤ちゃん言葉も呼び方も触り方も全てがクロエの尺に触る。

 

「耳は嫌でちゅか?なら、こっちはどうでちゅか?」


「フヒィッ!?」


 突然、リッチがクロエのホットパンツに上から手を突っ込んできたので、クロエは顔を真っ赤にして反応に困る。


「これがクロエタンの栗でちゅか?可愛いでちゅね」


「アッ!?だめ、触らないで!イヒィッ!?」


 クロエは、リッチに栗を弄られて身体をビクつかせる。


(こんな奴に感じさせられるなんて、嫌なのに・・・)


 心では嫌悪感を抱いても、身体は快感に逆らえずに反応してしまうのが悔しかった。


「気持ちいでちゅか〜、お爺ちゃんがじっくり気持ち良くしてあげまちゅからねー」


 そう言ってリッチは、クロエの栗を優しく、じっくりと弄り続ける。


「アッ、ヤッ、ご、ご主人様は、私の事、タイプじゃ無かったんじゃ?」


(ストライクゾーンじゃないって言ってたロリコンのくせに、何で執拗に私の身体を触ってくるのよ!?)


「ふむ?気にしてたんでちゅか?今のクロエタンは永遠の15歳でちゅからねー、ワシのモロドストライクでちゅよ〜」


「へっ?」


(そう言えば、ステータスで確かに年齢が変わってた気がする!?)


 ロリコンジジイに好かれても何も嬉しくないが、リッチの好みになってしまったクロエは、愛玩動物の様に愛られて、膝の上で身体を好き勝手に弄られ続けるしかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ