36話 歪な欲望
一人取り残されたクロエは、お尻に刺さったチキンの骨を一本一本自分で抜いていた。
(うぅ、一人でお尻に詰められた骨を抜くのって、凄く惨めで恥ずかしいよぉ)
すると、いつの間にかクロエの周りには冒険者達の輪が出来ていた。
「おい、あんなにいっぱい骨が入ってるぜ?」
「エロ過ぎ」
「俺もクロエちゃんを踏んでみたい」
「踏み心地柔らかそう」
「クロエちゃんに惚れたわ」
「国宝とか言われてたからビビってたけど、案外いけるんじゃね?」
「ってか、ただで可愛い子のあんなエロい姿を見れるだけでも儲けもんだな」
「だな、俺、毎日この店に来ても良いかも」
「しかも、クロエちゃん強いんだろ?」
「そうそう、本当は強いのにご飯欲しさに逆らえずに屈服するって、エロいな」
「俺も餌付けするわ」
「俺も」
「いや、俺も」
「まあ、順番だな」
「待て待て、俺達が餌付けしちまったら、せっかくのクロエちゃんのハングリー精神が無くなっちまうだろ!」
「確かに、ご飯欲しさに必死にマンコを見せてくる姿は、健気で興奮したわ」
「愛玩動物みたいだよな」
「じゃあ、ルールを決めよう」
「ルール?」
「クロエちゃんが自分からおねだりしにテーブルへ来ない限り餌付けは禁止な」
「あと、何もしてないのに可愛いからってただでご飯あげるのも禁止で!ちゃんと芸を仕込もうぜ!」
「よっしゃ!俺達で変態露出狂のエロ猫娘クロエちゃんを育てていこうぜ!」
「「「おう!!」」」
普段はバラバラな冒険者達の間で妙な連帯感が生まれた。
(みんな何を話してるんだろう?)
アナルの骨に夢中だったクロエは、妙な生暖かい視線に戸惑う。
「やっと全部取れたニャン!」
クロエは最後に、自分のマ○コに入れられた大きなチキンレッグを抜いた。
「あふぅ〜」
ズボッと抜けたチキンレッグは、クロエの愛液でベトベトになっている。
(でも、食べる場所が残ってるのはこれだけだもんね)
アナルに入れられてた骨は肉が殆ど残っていない食べ終わった後なので、クロエが獲得したのは、チキンレッグ一つと牛乳瓶一本だけだった。
(1時間以上、裸で公衆の面前でエッチな奉仕をした報酬が肉一つと牛乳かぁ)
自分の身体の価値が子供のお小遣い程度の価値しか無いように感じて、クロエは悲しくなる。
ぐうぅ〜。
しかし、お腹が空くのは止める事が出来ず、食べ物を得るには働くしかない奴隷の自分には、仕事を選ぶ権利は無かった。
「・・・美味しい」
チキンレッグをひと齧りした瞬間、クロエのアイスブルーの綺麗な瞳がウルウルと涙目になり、大粒の涙が溢れ落ちる。
(あれ?どうしよう、涙が止まらないよ)
最初に異世界に来た頃を思い出したクロエは、スケルトン達が焼いてくれた魚の味を思い出して、涙が止まらなくなった。
(もう、あの頃の私には戻れないのね)
取り返しのつかないところまで堕ちてしまった事を自覚したクロエは、感情が爆発しそうになる。
(もう、良いや、彼氏もいた事無いけど、こんな変態になっちゃった私を愛してくれる人なんかいないよね?)
クロエは、歪な欲望に染まった性癖と汚れきった自分の身体を見て、変態露出狂のエロ猫娘になる事を自ら望んでいる事に気付いた。
(この恥ずかしさやメチャクチャに陵辱されたい願望も無様に汚されたい欲求も全て私の本質になんだよね?)
クロエは、立ち上がると、牛乳瓶を持ち、腰に手を当てて一気に飲み干した。
「ぷはぁっ!生き返ったニャン!でも、まだまだお腹ぺこぺこニャン!いっぱい奉仕して恵んで貰うニャン!」




