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32話 マスコットキャラ

 先程まで強者の雰囲気を醸し出していた新人冒険者の若い女の子が突然服を脱ぎ出し、冒険者達の前で変態露出狂のエロ猫クロエに変身すると、冒険者ギルド内で、歓声と興奮の渦が巻き起こった。

 既に、クロエは顔を真っ赤にして逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。


(逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!)


 クロエは、必死に理性を押し殺して、自分の恥ずかしい欲望を優先させる。


(みんなが私を見てる、さっきまで冒険者気取りで格好つけてた私の事を蔑んで、エッチな目で見て欲情してくれてる)


 クロエは、股間から愛液を垂れ流し、内腿まで濡れていた。


(ああ、ダメ、興奮しちゃう!恥ずかしい!)


「変態露出狂のエロ猫クロエさんですね?話は聞いております!」


 金髪の美人受付嬢は、ニヤニヤと笑みを浮かべてクロエの裸をジロジロと見ていた。


「依頼は何かニャ?薬草集め?それともゴブリン退治かニャ?」


 クロエはまだ冒険者気分が抜け切れておらず、舞い上がっていた。


「いえ、クロエさんの仕事はこちらです」


 受付嬢が渡してきた依頼書を見て、クロエは愕然とした。


「冒険者酒場のマスコットキャラ?」


(どう言う事?ダンジョンは?冒険は?ってか酒場のマスコットキャラって何よ!?)


 冒険者の仕事に期待していた分、クロエの落胆は大きかった。


「詳細は契約内容をご確認下さい」


(契約書?)


 クロエは、渡された書類に書かれている内容を確認する。


・奴隷貸出契約書

・名前:クロエ

・年齢:18歳

・所有者:ララ・ハースフェリア

・貸出先:冒険者ギルド及び冒険者酒場

・用途:冒険者ギルドの新たなマスコットキャラ「変態露出狂のエロ猫娘クロエ」として冒険者酒場で従事、必要に応じて冒険者ギルドの補助

・労働形態:24時間365日の勤務体制

・服装:変態露出狂のエロ猫娘として常に相応しい格好をする事

・賃金:無報酬

・食事:完全歩合制により、客に奉仕する事で食べ物を恵んでもらう以外の方法は禁止。

・住居:冒険者酒場の床、又は2階の宿屋(但し、客の同意が必要)

・風呂:2階の宿屋にある風呂を使用可能(但し、客の同意が必要)

・その他条件:原則外出は禁止、風呂と寝る時以外は原則冒険者酒場にいること、暴力及び他人に危害を加える事は禁止、冒険者ギルド内の指示には絶対服従、命令違反をしたり、勤務態度が悪い場合は、番のジョンとラッキーを殺処分する

・保証:原則マスコットキャラへのお触りは禁止、但しクロエ本人の同意があれば問題無い。


「な、何よこの契約内容は!?」


(奴隷契約書なんて酷い!しかも、ジョンとラッキーを人質にするなんて!)


 クロエは、あまりに酷い契約内容に驚きを隠せない。


「こちらの契約書はララ王女の押印済みですので、変更は出来ません。勤務態度は逐次ララ王女に報告されますので、しっかり働いて下さいね?変態露出狂のエロ猫娘ちゃん?」


(ララ王女?やっぱり王族だったの!?って事は、逆らえば、ジョンとラッキーは本当に殺されちゃうかも知れないの?)


 クロエにとって、処女を捧げて、毎日の様に夜を共にしたジョンとラッキーは、本当の家族の様な存在になっていた。


(そんなのダメ!ジョンとラッキーは殺させないわ!私が頑張らないと!)


「はい!マスコットキャラ変態露出狂のエロ猫娘として、精一杯頑張ります!」


 クロエは、はにかんで、ダブルピースをした。

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