5.貴族様にも手加減はしません
若干の反則はしたが、無事に自宅に帰ってくることができた。
ついにこの世で最も逢いたかった人に会えた。
「ママー、わたし頑張ってお勉強してるよー」
2人は強気抱きしめあいながら再開を楽しむ。
30分はこうしていたであろうか。
突然ドアをたたく音がする。
「奥さーん、まだここにいたの? そろそろ引き上げてよー」
5人のこわもてのおじさんたちが、土足で家に上がってきた。
「私はここを離れるつもりはありません!!」
「そんなこと言われても困るんだよねー、もう計画が進んでるんだよ」
話を聞いているとどうやらここを壊して貴族が事業をしたいらしいのだ
・・・ありえない・・・私の家・・・ママの家・・・どうして・・・
〖権限せよ! 関わる貴族の資産はすべて恵まれない子供たちに寄付を!
あのもの達の身辺はウジ虫に変化を!
あのもの達の生涯は永遠とせよ!〗
つぎの瞬間目の前の男たちはみにくい虫へと変化した。
おそらく、死ぬことはないだろう、生涯虫で生きる、そうなにがあっても命は落とさない、不死身の虫
さらにおそらくかかわる貴族たちは今は一文無しだろう、ここが買われることはない
母を困らせたものは許しません