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4.わたし、外出許可はいただきます

明日は私が今一番楽しみにしている日だ。


そう!! 母に会える日なのだ


普段は寮に暮らし、衣食住を学園内で過ごしている。


そして半年にに1度だけ、生活態度の優良者は学園を出て自由行動が10日貰えるのだ。


今の私は何も問題を起こしていない!!


しかもクラスでは座学で常にトップを維持してきた。


実技だってクラスで真ん中くらいの成績だ。


問題なく自由行動が与えらえるはずだ!


帰りのホームルームの時間、ついに自由行動が与えられる生徒が発表される。


ドキドキしながら待っていると、

「これで今日のホームルームは終わります。みなさん今日も早めに食事をとるのですよ…」


なっなんと自由行動者が発表されることなく終わってしまう…


私は右手を挙げ、

「先生…自由行動者の発表が終わっていません…が…」


先生はキリッとこちらを睨みつけ、

「そんなものはあなたたちにはありません、最低クラスに優良者などいません」


私の人生は終わった… 母に会えない… 

このまま卒業まで母に会えないのか・・・ なぜ学園に入ったのか… 母に会いたい


「先・・・生・・・  私たちは卒業までここを出られないのですか??」

先生に説いてみる


「いいえ、そんなことはありません 能力をつけクラスアップするか、退学をすれば可能ですよ…」


ありえない…  そんなのイヤだ せっかく母が苦労して入れてくれた学園は退学したくない。

そしてクラスアップなどいまだ例がない。


ここは実力行使だ、母に会うためならなんだってする!!!


【顕現せよ! 教師エリザベスの脳を改ざん、私たちに成績優良者に与えられる外出許可を!】


すると、エリザベスの瞳孔が開く、そして・・・


「許可します!! 私の生徒はみな優良者に違いありません、 皆に11日間の外出を許可します。」


クラスのみんなから歓喜の声が上がった! そしてなぜか1日長かった


私は母のためならこの力を使う。決して善でなくとも…


母に会う許可をもらい、部屋で準備をするのであった。

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