2.クラス分け
朝方は少しバタバタしたが無事に冒険者学校の入校式は終了した。
そうやら朝方の男子生徒は別のクラスのようだ。
私のクラスは、学年で最もランクの低い7組である。
1組から3組が剣士や戦士といった近接職に向いた能力のモノ達が入るクラス、
1組が将来は王家や貴族に使える近衛団候補生であり、2組は騎士団候補生である。
3組はほとんどがエリート冒険者としてランク上位者を目指すものが多い。
4組と5組は魔力に長けたモノ達のクラスで、4組は1組と同様で王家や貴族に使える候補生である。
5組はエリート冒険者として上級パーティーにスカウトされるものが多い。
6組は支援職に向いた能力を持つものが配属されており、ヒーラーやバフ・デバフ能力に長けたものもこのクラスに多い。
7組は入学はできたが将来が期待できない、学園のお荷物が寄せ集めにされたクラスである。
1組から6組までよりも1クラスの人員が多く、完全な烏合の衆というものであった。
そんな烏合の衆に配属されたのが、私【リリアンヌ】である。
烏合の衆というだけあって教室の入って初日とは思えないような散らかりようであった。
私はこれからやっていけるのだろうか… 先が思いやられるなあ