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異世界旅行  作者: 肥後 椿
7/29

異世界旅行(第7部)

「今朝も変わった料理だったけど

 すごく美味しかったわね?」


「ああ、どれも珍しくて

 美味しかったな」


「今日は何処へ行こうかしら?

 楽しみだわ」


「うん、僕はあそこがいいと思う

 行ってみたいって思う所が

 あるんだ」


「そうなの?じゃあ今日は

 其処へ行きましょう」


2人は、朝食を済ませ

一旦、部屋へと戻った

決めた異次元へ行くため

服を着替えた


理沙

「着替えられたのですね

 素敵なお召し物ですね

 今日は何方へ向われますか?」


「今日は、翔の行きたい場所へ

 行こうと思います」


理沙

「わかりました、それでは

 …こちらへ」


広いフロアの少し奥へと進む


理沙

「こちらの異世界になります」


「うわぁ、ここも凄く素敵ね」


理沙

「はい、それではお楽しみ下さい」


微笑みながら、書類に書き込んだ


薫が額縁の真ん中に手を置く


「シュン…」微かな音


「ステキ!色とりどりの

 風船みたい、可愛い!」


街の中は、何十色もの風船の様な

形状でできた、家や店か並んでいた


1つ1つが

風船を、並べているように

丸くデコボコしている

それが、四角の形状で

家の形や、店の形をしていた


「翔!ここも素敵ね!」


「そうだろ?

 チラッと覗き見したとき

 ここいいなぁって思ったのさ」


「ウンウン、1つ1つが

 とっても可愛いわ!」


人々の姿も

風船を、繋ぎ合わせた様な

服装で、カラフルな感じを受ける


「バルーンの街みたいね」


「ああ、そうだな」


翔平は、薫の溢れそうな

笑顔を見ながら微笑んだ


数多の店が並び

バルーンの様な服が

ウィンドウを飾る


「すごく可愛い!

 これ着てみたいわ」


「うん、可愛いな、着てみろよ」


「うん!」


薫は、店に入ると服を選び始めた

どれも、バルーンの様な服だが

その中でも

カラフルなドレスを1着

選ぶと、早速着替えた


「どう?似合う?」


「…うん、似合うよ」


翔平は、薫の姿を見つめながら

少し照れくさそうにしている


薫と翔平は、着替えを済ませると

劇場のような所へ入った


「ここは、何かしら」


ステージらしきところでは

お芝居が、あってるようだった


その手前には

幾つもの

ガラスケースが、置かれてあり

ケースの中には、宝石や古書が

置かれている


「あら?これって

 隆史さんの部屋で見た

 古書に似てるわ」


「へー、そうなのか?

 珍しい古書だな」


「うん、変わってるわよね」


暫くの間

ガラスケースの中を見ていたが

見開きに、されている古書を

薫は、見つめていた


「うーん、やっぱりわからないわ」


そう言いながら

宝石の並ぶ、ガラスケースへと

目を移した


「こちらの宝石も

 変わってるわね?」


「そうだな、石の色が多くて

 綺麗だな」


「うん!綺麗ー!」


2人は、ステージ上の

お芝居を見ようと、前の席に座った


「面白かったわね?」


「ああ、面白かった」


2人が劇場を出る頃

夕陽が差していた


街中を、2人で歩きながら

気になった店へ入ってみる

全てが、バルーン状で出来ていて

見るだけでも、楽しく感じた


「もう、夜ね」


「うん、そろそろ帰るか?」


「ええ、楽しかったわ」


薫はバルーン状の

ドレスを着たまま

大きな額縁の前に立った


真ん中に、掌を広げて手を置く


「シュン…」微かな音


理沙

「おかえりなさいませ

 如何でしたか?」


「ええ、とても面白くて

 素敵な世界だったわ」


理沙

「それは良かったですね

 お夕食の準備が出来ております

 のでお食事をどうぞ」


「ありがとう」


「ありがとう、理沙さん」


2人は、テーブルに着いた

























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