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第2話 グロリアスの魔法技術(マジックスキル)

 私とグロリアスは、港から出て少し歩く。彼は、ここからどうやら電車に乗って帰ろうとしていた。この世界では、電気も少しだけなら使えるようになっている。自家発電やソーラー(太陽光)発電を利用して、なんとか生活を持続させようと奮闘しているのだ。


「この電車に乗って、俺の家に向かう。お前、電車に乗った事はあるか? 様々な燃料を使って動かしているから、すでに電車と呼べるかどうかは不明だが、昔の名残で電車と呼んでいる。


乗るには、切符を買う必要があるんだ。この自動販売機にお金を入れて、行きたい駅のボタンを押すと切符とお釣りが出て来る」


「うーん、お母さんが切符を買うところを見た事はあるんだけど、自分で買うのは初めてかな? いつもは、歩きや馬車で乗り継いでいたわけだし……」


「そうか。なら、自分で買ってみろ。俺の家に近い駅は……」


 グロリアスが私と話していると、自動販売機の周りにグルリと取り囲むようにして男達が集まっていた。人数は3人ほどだが、賢者らしい。13歳である私とグロリアスが一緒だったので、道徳的に不味いと思い、警戒して集まって来たのだろうか?


「ようやく帰って来たか、グロリアス。お前に浮気を告げ口された所為で、女房との仲が冷えてしまったじゃないか。女性とホテルのレストランで食事をしただけで浮気判定されるなんて酷過ぎる。女性とは一回食事をしただけで、それ以降は会えないし……」


「俺なんて、自分が書いた小説を馬鹿にされたんだぞ。このグロリアスってペンネームはお前だろう? それから小説を書く意欲が無くなり、未だに書籍化されていないんだ。無職ニート)の最後の希望を奪いやがって、いずれはアニメ化されると思っていたのに……」


「そんなのはまだ良い。お前の下宿先のアリッサちゃん、お前と半同棲生活というのは本当か? 美人で巨乳のアリッサちゃんとイチャラブしているなんて許せない。絶対に、ここで人生を終わらせてやる!」


 つまらない理由で集まった男達が、グロリアスに因縁を付けて来たようだ。はっきり言って、私には関係のない話だった。個人的な私怨で絡まれているらしく、助けようという意欲も起きない。


 依頼された事をなんでも解決する何でも屋らしいが、それだけに敵も多いようだった。どうやら仕事関係の恨みもあるようだが、大半が逆恨みも良いところであった。私は少し彼らから離れ、グロリアスの実力を確認する事にした。


「いくら賢者3人とはいえ、元無限賢者が易々とやられるはずがないわよね。私が目を付けた無限賢者なんだもの。カッコ悪い姿は見せて欲しくないわね」


 彼の無限賢者という称号が、ただのハッタリという可能性もある。教えを請う以上は、少なくとも普通の賢者以上でなければいけないのだ。ここで負けるようでは、他の賢者に弟子入りした方が良いと判断する。


 三人の男に囲まれているにもかかわらず、彼は余裕の表情だった。仮に、素人が賢者の魔法を、独学で学んで使用した場合でも、かなりの殺傷力がある場合も少なくない。どのような能力を持っているか分からない以上、油断するのは危険なのだ。


「やれやれ、折角人が早く帰って、ビールを飲んで休もうと思っていたのに、次から次へと問題を持って来やがる。これ以上は、お金を払って欲しいレベルだよ、全く!」


「五月蝿い! アリッサちゃんと1つ屋根の下というのが、一番気に入らないんだよ! 3人の連携技で、骨も残さずに砕け散るが良い!」


 男達3人の想いは1つになっていた。モテない男の連携は思った以上に強い。阿吽あうんの呼吸かと思われるような連携プレイによって、グロリアスに逃れ道のない360度の包囲攻撃が完成していた。どんな魔法攻撃かは分からないが、3人同時攻撃をマトモに喰らえば、ただでは済まないだろう。


「お前達、急ぎ過ぎだぞ。まずは、これを見るが良い!」


 グロリアスは、手の平をかざし、何かを彼らに見せつけて来た。さすがに、元無限賢者の魔法攻撃を喰らっては堪らないのだろう。3人の動きが止まり、グロリアスの魔法攻撃を見切ろうとして集中していた。


「何かして来るぞ、お前ら油断するな!」


「ああ、奴が何をして来ようとも、俺達の即席連携技が破られるはずはない。事前に、攻撃、防御、サポートの順で役割も決めたしな……」


「俺達の即席の絆、破れる物なら破ってみろ!」


 グロリアスの魔法攻撃が発動する。駅構内は、圧倒的な威圧感に包まれていた。近くにいた人々も、周囲の空気が変化した事を敏感に察知していた。これから起きる事は、今まで感じた事がないほどの魔法である事を理解したようだ。


「完成したぞ!」


 そう言って彼の手の平を見ると、震えを感じさせるほどの活き活きとした美女のフィギュアが握られていた。職人が丹精込めて作ったような素晴らしい出来栄えだ。


決して、1秒やそこらでできるような作品ではない。生きた美女そのものが、縮小して手の平に乗っているような神々しさだった。だが、素人の男達ではその素晴らしさを理解はできないようだ。


「ふー、何かと思えば、美女フィギュアを出しただけか。ビビらせやがって……」


「それをどうするつもりだ? 等身大の美女フィギュアならともかく、そんな小さなフィギュアでは我々の怒りを鎮める事はできないぞ」


「そうだ、美女を俺達の前に連れて来い!」


 レベルの低い彼らは、グロリアスがただ美女フィギュアを出しただけだと思っているようだ。しかし、ここからが彼の新しい戦闘プレイスタイルらしい。あっという間に、3人のうちの一番若い年齢の男性に近付き、こうささやいていた。


「この女の子な、俺がナンパでゲットしたんだぜ。まあ、俺は性欲が枯れているから食事をしただけだが、本気ならば付き合う事も可能だった。どうだ、ナンパの技術を教えてやろうか?


そうすれば、こんな美女と付き合う事も可能だぞ。もちろん、悪用禁止だけどな……。まずは、仲間の1人を捉える事が条件だぜ」


「なああああ、そんな、本当なんですか?」


 若い男性が驚き、驚嘆の叫びをあげる。その目には、もはや殺気は失われていた。グロリアスを尊敬して、教えを請いたいという目をしていた。他の2人も、男性の急激な変化を目の当たりにして、動揺し始めている。


 若い男性は、グロリアスの指示によって、小説を書いていた男に狙いを絞る。小説を書いていた男は、腕力もなく、自分の仲間であった男に背後から捕らえようと狙われていた。


まさか、自分の仲間からの攻撃を受けるとは思っていなかったらしく、あっさりと包囲されてしまう。そして、グロリアスの発した謎の言葉を聞き、態度が豹変し始めていた。


「なんだ、なんだ、洗脳魔法なのか? おい、油断するな!」


 リーダー格の男の忠告も虚しく、2人目も捕らえられ、グロリアスの味方となっている。仲間が次々と洗脳され、リーダー格の男は恐怖を感じ始めていた。グロリアスのわずかな動きでも緊張して動けなくなっている。状況は一変して、今度は自分が3人に囲まれているのだ。


「まさか、この最強の連携が崩されるとは……」


 そして、グロリアスは残りのリーダー格の男性に近付いて行く。彼によって浮気をうたがわれ、妻との仲が冷えてしまったという男性だ。彼の思わぬ強さに、恐れを感じていた。


「うわああああああ、来るな……」


グロリアスは男性の肩を掴み、こう語り始めた。優しさと気遣いに溢れる口調で話しかけていた。


「済まないな。実は、あの報告には訳があるんだ。君の奥さんから依頼されて、ご主人との仲が冷えているから温めて欲しいと相談されたんだ。君が俺に怒ってきたという事は、奥さんの側からしてみたら成功したも同然だろう」


「何、本当なのか?」


 「ああ、本当だとも……。プレゼントとケーキを持って家に帰るんだ。そして、女の子と会っていたのは、プレゼントの内容をリサーチするためだったと言えば良い。


まだ2人の関係は、修復可能なレベルだ。プレゼントとケーキを買って帰れば、彼女の態度も変わるだろう。本当は、2人でラブラブしたいと言っていた。彼女の夫として、頑張ってくれ」


「なあ、エミリーがそんな可愛い事を……。いつもは真面目で気難しいタイプだと思っていたのに、俺との関係を気にしていたのか? ありがとう、グロリアスさん。早速ネックレスとケーキを買って帰るぞ。エミリー、俺は君が好きだ。今夜は、2人の関係が修復される特別な夜だぜ!」


 グロリアスを襲う事を計画したであろう男は、あっさりとグロリアスの言う事を信じて帰ってしまった。私は不安になり、グロリアスに真実はどうだったかを聞いてみた。もしもハッタリだったのなら、彼の家庭はメチャクチャになってしまうかもしれない。


「で、本当の依頼は、誰で、どんな内容なのよ?」


「ああ、やっぱり誤魔化していたのが分かるか? さすがは、女の子だな。嘘を見抜く技術には長けているようだな。あながち間違いでもないから心配するな。


依頼して来たのは、奥さんの父親で、彼との結婚を快く思っていないらしい。一種の独占欲だな。どんな些細な事でも良いから、彼と奥さんを別れさせる内容をでっち上げるように依頼された。


 あくまでも彼に後ろめたい気持ちがあり、奥さんと別れても不思議じゃない状況を設定してくれと頼まれた。自分の妻に先立たれて、1人で孤独な老人の考えそうな事だ。娘を自分の手元に戻したかったのだろうな。まあ、これで老人の計画は白紙に戻るのだろうが……」


「依頼内容をぶち壊して良かったの? 彼の家庭が壊れなかったのは良かったけど、次は、その孤独な老人に付け狙われるわよ?」


「彼と奥さんが熱い夜を過ごし、孫ができれば問題ないだろう。老人というのは、子供の世話を手伝いたがるものだ。若い夫婦は厄介払いするが、子供の世話となると次元が違う。わずかでも夫婦2人だけの時間を作ってくれる老人は、有り難い存在となり得るのだ」


「ふーん、それでプレゼントとケーキなんだ。女の子が喜びそうな物だものね」


「まあ、そういう事だ。女の子との関係がこじれた場合、8割以上がケーキを買ってくれば解決する。好みのケーキを買ってくれば、その効果は9割以上の割合に跳ね上がるのだ。まあ、ダイエット中で明らかに制限している場合は、逆効果になってしまうのだが……」


 私とグロリアスが話していると、洗脳されたはずの2人が興奮して、話に割り込んで来た。いったい何を話して、彼らの興味を引いたのだろうか?


「グロリアスさん、そろそろ可愛い女の子へのナンパの仕方を教えてくださいよ。俺達、どんなに努力しても上手くいかないんですよ。コツとか、テクニックを伝授してください!」


「まあ、良いだろう。リーダー格の男ばかりが家庭を持つのも不公平だと思うしな。まず、お前達の悪いところは、可愛い女の子は男性経験が豊富だと思っている事だ。

 実は、可愛くて美しい女の子ほど、男性と話す機会が少ないのだ」


「なんてもったいない……。しかし、俺達には有益な情報です! 続けて話してください!」


「うむ、おそらくお前らは、普通くらいの容姿の子にアタックして振られたのだろう? まずは、普通くらいの女の子からチャレンジして行き、徐々に可愛い子と仲良くなっていこうと……。それが間違いなのだ」


「俺、それがセオリーだと思ってました。なんて愚かな間違いを……」


「間違いなど誰にでもある。重要なのは、すぐに実践してみる事だ。お前達も可愛い女の子に振られると怖いから、ちょっと好みじゃない子に近付いて行っただろう。本命の女の子に振られるのは怖い。それならば、可愛くはないけど、男性経験の少なそうな女の子を狙おうと……」


「今の俺達が、まさにそれです。自分の心を守ろうと、ちょっとレベルの低い子を狙っては断られていました……」


「そうだろう、そうだろう。誰もが同じ事を考えてしまい、可愛い女の子に声をかけるのを恐れているのだ。俺も若い頃はそうだった。しかし、ここで俺は断言する。可愛い女の子の方が、男性経験は少ないのだ」


「おお、素晴らしい!」


「そりゃあ、見るからに遊んでいるタイプの子は、男性経験が豊富だろうが、清楚系の控えめな子は男性経験どころか、話をする機会さえも少ないのだろう。そういうタイプの子が狙い目なのだ」


「俺達の求める理想の女の子は、まさにそれです。でも、間違いなくダメだろうと、身を引いていました……」


「まあ、ちょっとしたテクニックは必要だが、基本的には友人を作るのと同じだ。ちょっと内気なタイプの美人ならば、誠実で真面目に対応してくれる男性に好感を持つ。強引にガンガン行こうとするな。相手の名前を覚えて、頻繁に名前を呼んであげるだけで女のコは喜ぶものなんだ」


「名前を……。確かに、自分の名前をすぐに覚えてくれる友人には、好感を持つもんだよな……」


「ふっ、分かって来たようじゃないか。


 ポイントとしては、①ナンパをし易い時間帯を選ぶ(夏は夜、冬は昼間)。

 ②女性がつかまりやすい場所を選ぶ(上り坂や公共の乗り物など)。

 ③可愛い子を積極的に狙う。

 ④相手の名前を呼んであげる。

 ⑤次に会うように連絡先を教えてもらう(世間話からスムーズに連絡先を知れるように、名刺や手帳などを用意する)。


 この5点だ。お前達の努力が上手く行く事を願っているぞ!」


「おお、それだけの簡単な事で、可愛い女の子がゲットできるとは……。早速今からチャレンジして見ます!」


 男子2人は、興奮しながら駅の構内をさまよい始めた。可愛い女性を探して、近くのエスカレーター辺りでナンパを開始する事だろう。そこも、女性が集まり、多少の話す時間が稼げるポイントの場所なのだ。急いでいる相手と、ちょっと時間がある相手を分けるという効果も持っている。


「おい、魔法はどうしたよ?」


「おうっ!?」


 私は、グロリアスの無防備なお尻に向かって蹴りを入れる。私からして見たら、彼はフィギュアを出して、奥さんとの仲直りの方法や女の子をナンパする方法を語っただけに見えた。


私が求めているのは、無限賢者を倒せるだけの魔法技術マジックスキルだ。ナンパの方法や家庭の仲直りの方法ではない。


「ふっ、これだから素人は困る。俺はちゃんと魔法も使ったぞ。実は、俺のフィギュアは即席で作った飴細工なのだ。俺の魔法技術マジックスキルは、体を飴に変える力なのだ。


それを使い、本物そっくりのフィギュアを生み出しただけだ。それだけではない。このフィギュア、魔法技術マジックスキルで動くんだぞ!」


「ふーん、信じられないわね。ただの飴細工なんじゃないの? フィギュアを持っているのと大して変わらないレベルよね?」


「むう、信じないか? ならば、俺の体を舐めてみるか? 指でも、腕でも、好きな部分を舐めていいぞ。甘くて美味しいから、俺の魔法技術マジックスキルが本物である事が確認できるはずだ」


「むー、じゃあ、あなたの乳首を舐めさせてよ!」


「なああああ、そんなマニアックな部分を!?」


「消去法よ。指や手は、なんかあなたに服従しているみたいで嫌だし、下半身は舐めたくないし、顔は口臭がありそうだし……。消去法で、乳首かなっと……。服に隠れて、何をしているのかは周りの人には分からないだろうし……」


「ふう、少しだけだぞ……」


 グロリアスは、上着のボタンを外し、下に着ていたシャツを捲って、乳首を露わにする。私は、男性に慰められるような形で、顔を胸に埋めて乳首を舐め始めた。味は甘く、私が舐めやすい味にしているらしい。


「わー、イチゴミルクの味だ。甘くて美味しい……。本当に、体が飴になっているんだね」


 私はかなりの時間、彼の魔法技術マジックスキルによって生み出された飴を舐め続けた。甘い物などなかなか食べれなかった私には、久々の糖分だった。彼の乳首だという事は忘れて舐め続ける。


「おい、そろそろ良いだろう? もう解放してくれ……」


「もう少しだけ……」


「そろそろ賢者タイムが……」


 彼が喋り終わらないうちに、彼の賢者タイムが来たようだ。その瞬間、飴の甘い味は消え失せ、汗の苦い味が襲って来た。


「ぺっ、不味……」


 私はその瞬間、彼の乳首から顔を離して、反射的に口を拭う。さっきまでの幸福な味は消え失せて、地獄のような苦味が容赦なく襲って来ていた。吐きそうになる所を、ギリギリ理性で抑えているが、グロリアスはなんかショックを受けていた。


「だから早く止めろと言ったんだ。俺のトラウマをほじくり返しやがって……」


「ごめん。まあ、魔法技術マジックスキルがある事は理解したよ。あんたの戦闘能力は分からなかったけど、賢者3人を軽くあしらったのは事実だ。あの程度の連中に向かって戦闘をして、無双しても興ざめだしね。私の師匠にさせてあげるよ」


「なんで上から目線なんだよ? あれか、体が飴になるスキルとか、低く見てるんじゃないのか? 戦闘力だって意外と凄いんだぞ。馬鹿にするんじゃないぞ」


「はいはい、分かってますよ! 早く帰って休みましょう。マッサージくらいなら、私がしてあげるからさ!」


「うう、可愛い……。お前のせいで、枯れていた性欲が復活したかもしれん……」


「ええ、ドン引きなんだけど……」


「五月蝿い、乳首なんて舐めてくるから悪いんだ。普通の男ならば、通常の反応だぞ!」


「ごめん、ごめん」


 私は笑って謝る。笑顔になっている自分を見て、思い出したように過去を振り返る。自然と笑顔が出たのなんて久しぶりの事だった。グロリアスと一緒に居れば、苦痛と悲しみによって封印していた本当の私も解放されるような気がしていた。


挿絵(By みてみん)

●グロリアス(本名は、オーウェン・ウィリアムズ)


40歳の独身貴族

何でも屋だそうだ。ネットで頼まれた依頼をこなす。

能力は、体を飴に変える力で、自然属性の火と風を使って、自在に溶かしたり、固めたりを繰り返して、形を変えて戦う事ができる。(にわこうさんによるヒントで作られたキャラ)



飴は、水から作られているので、魔法を使い過ぎると賢者タイムの他に、水分を補給する必要が生じる。滅多に発生する事はないが、こまめに水を補給している。様々な味と形の飴を作る事ができ、美少女フィギュアのような、複雑な飴細工も得意。売ってお金を稼ぐ事もある。ただし、出所は秘密にしている。



賢者タイムになると、ナンパの方法や様々な雑学を喋って相手の戦闘力を削ぐ。他にもいろいろな方法で対応しており、一時期は無限賢者と呼ばれていた。本気を出せば、賢者の中では最強クラス。本気を出す気がなさそうだけど……。

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