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また会える日まで。
涙が溢れる。
「ど、してっ…!言ったじゃん…また会いたいって言ったじゃん…ッ!」
会いたいよ、君だって会いたいって言ったじゃない。
どうして、どうして。
「僕を置いてく、のっ!」
おいてけぼりだ。
また一人になっちゃった。
「僕、ひとりぼっちじゃない!」
知らないよ。
あの子が知るわけないじゃない。
もう1人の僕が言う。
分かってる。
分かってるんだよ。
けどね。
「会いたいんだ…ッ!」
"ユカ"
その名前を忘れないように胸に刻む。
一生で何度彼女に出会えるかな。
これで最後、はやだな。
僕を恐れずに、ちゃんと話してくれた人。
ありがとう、"ユカ"