表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空の神様と人間の女の子  作者: まかろん
2/20

夏休み 第1日目!

ざわっ


風が吹いても夏じゃ全然涼しくない。

というかむしろ暑い。

寒かったり暑かったりする冬や夏とは大違いの春が私は好き。

少し古くなった制カバンを担ぎ直し、服の下に忍ばせているペンダントにそっと触れ、お隣さんで幼馴染の清水漣の家のピンポンをおす。

これはもはや習慣。


「れぇーん!」


叫ぶとガラッと二階の窓があいて「朝っぱらからうっせぇよ!」としかめっ面の漣の顔が出てきた。

これも、習慣。


「だったら早くして!」


10分後、やっと支度を終えた漣が出てくる。


「さ、早く学校行こ!どやされる!」


「あ、ちょ、おい、引っ張んな!おい、聞いてんのか!?ゆか!!」


学校に着く。

教室の自分の席に座ると


「ゆかぁ~、見てたぞぉ~?」


と私の親友の紫乃が机にやって来た。


「スポーツバカのくせにイチャイチャしやがって~!」


「別にスポーツバカとイチャイチャは関係ないでしょ!あとイチャイチャって言わない!!」


「普通逆だろ、その場合。言ってることの順番が無茶苦茶だな」


「う、うるさいな!」


漣のやつめ。

さっき引きずったこと、まだ根にもってるな!?

まぁ、いいんだけどね。


「すいませーん、もうすぐ終業式が始まるので講堂に移動してくださーい」


「行く?」

「行こっか!」

「だな」


☆☆終業式終了☆☆

つまらんつまらん終業式をやっとの思いで乗り越えた!

つまり!

待ちに待った夏休みなのだッ!

こんだけテンションがあがりまくっている訳がお分かりいただけただろうか!

さて、遊びに行く…


「行くのか?ゆか」


…前に。

私は今年、夏休みが始まる前に"森"へ行く、と漣に言っていた。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ