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空の神様と人間の女の子  作者: まかろん
12/20

紫乃の性格…?

目を開けると、そこは元居た公園。

隣には眠っている漣。


「漣。漣!れーんー?」


「ん…」


漣はうっすらと瞼をあげるとこちらを見た。


「あれ、ゆか…俺たち、戻ってこれたのか…?」


「あったりまえでしょ。戻ってこれなきゃ大問題よ」


確かにな、と笑う漣に私は言った。


「帰ろっか、おなか減った!」


「お前の基準は飯かよ…」


最後のは無視して、ぐいっと漣の腕を引っ張る。

ってぇなぁ、っていう声も。


家に帰ると、母さんに「あら、早かったわね」と言われた。

時計を見ると一時間しか経っていない。


「どーなってんだか…」


なんだか不思議な気持ちだ。

部屋に戻りながら考える。

自分が千年も前の平安時代に行ってきたなんて。

ベッドにねころがりつつ、スマホのロックを解除する。


「あり得ないんだよねぇ、これが…」


ピロリンッ


スマホの着メロがメールの通知を知らせた。


「んー?」


『To:達座倉 ゆか

from:朝日 紫乃

ゆか、どこ行ってたの!?

返信も全然来ないし…』


ふと思ってメールの受信ボックスを見ると、メッセージ含め紫乃から受信していた数はなんと二十数件。

紫乃は思い込むと止まらないタイプだからなぁ…。

恐ろしい。

私はメールアプリを閉じて、メッセージアプリを開いた。


『ちょっと用事に行ってただけだよ』


平安時代の人に配慮してスマホを取り出せなかったなんて、言えないよねぇ?


『どんな??』


「メール打つのはやすぎだっての…」


『秘密~』


『えー、親友なのにー?』


『うん』


『教えてよ!』


『考えとく』


その時、お母さんの、「ご飯よー、ゆか、降りてきなさーい!」という声が聞こえたので、


『ごめんね、ご飯ができたみたい。

お母さんに言われたから、メッセージ、やめるねー』


と、入れて、履歴まで消去した。


「分かったー!今行くよー」


スマホをベッドに放り投げて階段をかけ降りる。

廊下はスパゲッティの良い香りで満ちていた。

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