ペンダントの本当の意味
竜桜はたしか、私と同い年ぐらいだったはず…。
けど、この子はどう考えたって、私より3つは下よね…?
「どうかした?」
「え、あ、なんにもない!それより、案内してくれるんでしょ?してもらっていい?」
「いいよ!」と元気に返事をした竜桜。
そのあと、小一時間ほど、案内してもらった。
そして、私はまた竜桜に会いたくなってしまったんだ。
明日も明後日もそのまた明日も、竜桜に。
「ねぇ、竜桜にまた会うにはどうすればいい?」
答えは案外、簡単だった。
「え?あぁ、それなら、ここに来て?」
いつの間にか、またスタート地点に戻っていた。
私は、もっと難しいのかと思っていたから拍子抜けしてしまった。
「ここ?」
「うん。あ、そうだ」
彼は首にさげていた物の1つをはずすと、私に渡した。
「ペン、ダント…」
竜桜には私の声が小さかったうえにかすれていたため、聞こえなかったらしい。
「これ、あげる。これがあったら、君がどこに居ても見つけることができるんだよ」
はっと気が付いた。
ないのだ。
いつも胸元にさげているペンダントが…。
けれども、今はそれ以上に輝くペンダントがある。
やっと、このペンダントの意味が分かった。
すると、またペンダントがひかりだした。
きっと、代々受け継がれていたんだ。
だとすると、私が"森"でもらったっていうのも勘違いだったのね。
そんなことを思いながら目を閉じた。




