プロローグ
まず少しだけでも興味を持っていただきたいと思っています!
初めて書いたので温かい目でおねがいします!(汗)
朝から頭に響く蝉の声…
そんな暑苦しい夏から俺の物語は始まった…
「おーい、早く起きて!遅刻しちゃうよ!」
「ん?この声は?」
いつも聴きなれた声が俺の頭の中に直接語りかける…
「もう!お兄ちゃんってばぁ!」
ゆっくり目を開けたそこには、黒光りしたたくましい角!ムチのようにしなる尻尾!口元からはみ出ている鋭い牙!
「何回見ても慣れねぇな」
そう俺の妹、柊 成美はとある事情により只今絶賛吸血鬼です!
「ニコッ!」
「ニコッ!じゃないよ!何回起こしたとおもってるの⁉︎」
「あぁ〜悪い悪い、今起きますよーっと」
俺、柊 東間は唯一まともな?正常な?人間なのである。
「おーい、なるみー俺の大好きな、なるみさーん♡」
「もう、何?やっと起きたと思ったら急に甘えん坊ですか?お兄ちゃん、」
「今日の朝ごはんはなんですかぁ?♡」
そう、この会話を見る限り察しているだろう…
この俺、東間は極度なシスコンなのである、
「今日は目玉焼きとー食パンと、コーヒーだよ!」
「嬉しいな、我が妹が日に日に成長していくのが!」
「もうお兄ちゃんったら大袈裟だよ、もう15だよ!このくらいできなきゃ!」
「うんうん、本当女神のような妹だ!」
ただこんな世界でなければもっといいんだがな…
「出来たよ!お兄ちゃん、」
出来上がった朝食に箸を進める、
「グシャッ」
目玉焼きに箸を刺すと同時に…
「うぎゃぁ!痛てぇ痛てぇよ!あぁ死ぬー」
「はぁ、これだからなるみの料理が勿体無い…」
「もう、お兄ちゃんってば、そろそろ慣れてよね!」
そうこの世界は俺以外、全ての人間、動物、植物といったあらゆる生命体に変化が生じているのである、
「はぁ、目玉焼きの次は食パン…本当泣けてくるぜ」
まぁこの世界を作ってしまった張本人様は俺なんですけどね、元の平穏な日々に戻りたい。
このことは俺ともう一人信頼できる人しか知らない事である、
「お兄ちゃん、急がなきゃ!夏休み明け初日から遅刻じゃ怒られるよ!」
「本当だ!やばっ おい!成美行くぞ!
「おい!なるみ行くぞ!」
「待ってお兄ちゃん!」
「いってきまーす!」
「いってきまーす!」
「こんなクソつまらねぇー世界からぜってぇ!おさらばしてやる!!」
真夏の太陽に当てられながら、俺の物語は幕を開けたのだった…
最後まで読んでいただきありがとうございます!
これから少しづつ小説の書き方を勉強し、読者の方が読みたい!と思えるようなものを作っていきたいと思います!