表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地獄の花びら〜目指す場所へ〜  作者: がお
第1章 豹変①
1/1

はじまり

初めまして。

読んでいただけると嬉しいです。

第一話 白い花


目を開き、気が付くと俺は壁に背をつけ座っていた。

いや座っていたと言うより立てなかったのだ。


目の前には5人の人?が武器を構えている。

魔法使いにタンク、ヒーラーにロボット?よく見えないが明らか人ではない大きさと色をしている。

そして一番前に居るのは誰が見てもわかるTHE勇者みたいな格好をした男がいた。


最初はこの状況が全く分からなかったが、大量の死骸とその匂い、その先には大きな翼にきりっとした赤い瞳。ドラゴンだ。


恐らくこの勇者と同じパーティーでドラゴンの迷宮に来ていたのだ。でもなぜこんな所に来ているんだ。

てか、俺は何をしていたんだ。まったく記憶が無い。

そもそも目の前の方達とは仲間なのか?とりあえずここから離れないとな。


そう思い俺は起き上がろうとすると身体が動かない、というより動かし方が分からない。

しかも下半身だけ。

俺はすぐさま下半身を見た。俺は一瞬意味が分からなかった。でもすぐに理解した。

下半身が無いのだ。おそらくドラゴンに嚙み千切られたのだ。だけど記憶が無いから真相は分からない。。

それにしても痛みを全く感じない。血も止まっている。普通なら死んでいるが下半身の切り口に魔法陣がついていた。

これも憶測だが恐らく仲間であろうヒーラーが「まだ貴方を死なせるわけには行けません」など言って

魔法をかけてくれたのだ。


そう妄想していると前の方から俺に対して何か言っている声が聞こえた。

「〇〇〇避けろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

はっとした俺は目の前が戦場であることを忘れていたわけでは無いが再認識した。

だが気が付いた時には遅かった。


目の前にはドラゴンから放たれた豪華のブレスが俺の顔面の目の前まで飛んできていた。

終わった。身体も動かないし、ブレスを止める手段もない。詰みってやつだ。

「ありがとう。神様。記憶はないけど楽しかった」

そう最後の言葉を告げた瞬間大きな音ともに、豪華のブレスが当たり爆発した。


しかし、心臓の音がかすかに聞こえる。意識がある。

俺はそっと目を開けると目の前にタンクの人がいた。守ってくれたのだ。


俺「ありがとうございます。」


タンクの人はすぐに前線に戻った。俺は今回の事で目の前で戦っている方たちが仲間であることを確証した。


ドラゴンの背後に大きな剣を振り下ろそうとしている勇者がいた。あの剣は聖剣エクスカリバーみたいなものだろう。

その剣は強大な魔力を纏いドラゴンの首を切り裂いた。倒したのだ。

だがここで油断はしない。倒したとおもって油断していると実は生きてましたみたいなパターンは最悪だ。


勇者がドラゴンの心臓を切り裂き、跡形もなく燃やした。

その瞬間みんなの気が抜けその場で皆倒れこんだ。


そりゃそうだあんなのと戦ったんだ。当たり前だ。

ロボットみたいと思ってた人はただ大きい鎧を着こんでいただけだった。まぁそれでもがたいのでかさはおかしい(笑)

すると勇者が疲れ切った身体を動かしながら俺のところに近づいてきた。


勇者「あの時守り切れなくて申し訳ない。」

何のこと言っているかは分からないが恐らく俺の身体のことだろう。

俺「いやいや、ドラゴンを倒すなんて流石です。」

勇者は少しだけ驚いていた。

俺「助けてもらって悪いのですが俺記憶が無くて、、、そのこの状況はもちろん、自分の名前も分からなくて、、」


そういうと勇者が少し安心した顔をした。


勇者「記憶をなくすのも無理も無いでしょう。ドラゴンに噛み千切られ何とか回復魔法をリーヤさんがかけましたが、それでも自分の身体半分がなくなってしまい気絶していましたからね。」


奥の方で疲れているはずなのに上品に腰を掛けているヒーラーがこちらを見て微笑んでいた。あの人がヒーラーか。

今度ご飯でも奢らないとな!彼氏とかいるんだろうか。

まぁそれはそれで、やはり俺の身体はドラゴンに嚙み千切られていたのか。


俺「あの、勇者さんそれで俺は何と言う名前なのでしょうか?」


勇者「えっ?あ!そうだった。君の名前はオ、、、」


「オルレアだ。貴様母から付けられた名前を忘れたのか!!」

すると突然ロボットみたいな大きな鎧を着ていた人が少し怒りながら俺の名前を発した。


勇者「まぁまぁそう怒らないでやってくれガーベラ」


あの人がガーベラって言うのか。怖えー。


ガーベラ「だけどよ、こいつ母からいただいた名前を忘れてんだぞ!そりゃ怒るだろうが!」


「一旦落ち着けガーベラ。帰ったら酒でも奢ってやるからよ」


ガーベラ「ぅえ!まじ!アイビーあざーす!!」


勇者「ガーベラはお酒にはめっぽう目が無いな(笑)」


あの時守ってくれたタンクの人はアイビーって言うのか!感謝だ。


「それにしても、記憶が無いからだと思うけどかなりお利口さんねっ♡」

「あ、私の名前はリリーよ!魔法をメインに扱う最高に気が利く女よ!」


なんかものすごく最低な事言うんだけど、めちゃくちゃいい匂いしてものすごく近くで嗅ぎたい。しかもスタイルも良い最高だ。


オルレア「俺がお利口って下半身がなく動けないからでしょうか?」


くっそそ下半身があれば勇者より俺の聖剣を自慢できたのに!!


勇者「違うよ。君は元々僕達には敬語も使わなければまともに指示も聞かない性格だったから驚いてるんだよ」


あぁだから初め驚いた顔してたのか。


オルレア「まぁ今日からは皆さんに敬語を使い指示も聞いて助けていただいた仮を返します!」


リーヤ「それにしてもどうやって身体を治しましょうか?私の魔法陣でも治すことは出来ないですし。


ガーベラ「それだったらガイス村に戻って村長の所に連れてくしかないな。ここからだとそんなかからないだろ」


勇者「そうだね。よしリーヤ転移魔法陣を用意してくれ」


リーヤが転移魔法陣の術を唱えてる。皆魔法陣が出来るのを見ていた。


リーヤ「完成しました。いつでも発動可能です。」


凄い、魔法陣って時間をかけて描くと思っていたがこの人は無詠唱で10秒くらいで完成させた。

それともこれが普通なのかな?


勇者「よし、皆で帰ろうか」


皆勇者の背中に続き転移魔法陣に乗った。俺はというとガーベラに担がれている。

魔法陣から青い光が放たれ転移魔法が発動され、、なかった。


ガーベラ「おい、なんだ?失敗か!?」


リーヤ「いえそれが意図せず魔法陣に魔力を注いでるのが途切れてしまい。」

可笑しい、こんなのは初めてだ。

「もう一度やり直します」


リーヤはもう一度魔法陣に魔力を注ぐ。しかしすぐに中断されてしまう。

すると、ドラゴンを倒した所から赤黒い光を放った魔石みたいなのが浮いている。


それを見た瞬間勇者が一番初めにその魔石に斬りかかり、その次にリリーが防御魔法を。アイビーが斧を魔石に降り掛かっていた。

魔石から黒い光が勇者達に放たれ前に出た勇者とアイビーは吹き飛ばされ、魔法防御も解除された。

次にガーベラが俺を地面に起き、すぐに魔石に攻撃しようとした瞬間魔石の光が赤黒い色から白い光に変わり一瞬でダンジョンの中に解き離れ俺達全員を包み込んだ。

ほんの30秒ほどの出来事だった。

俺は勿論、他の5人も何も出来ずに光の中に消えていった。




鶯の鳴き声が聴こえる。ホーホケキョ。

他にも心地よい風を感じる。

俺は一生このままが良いと思ってしまうほど気持ちよかった。。。


はっ、そうだ。俺は意識を取り戻し目を開けた。

しかしそこは見た事もない街の景色だった。


オルレア「え?どゆことだ!?というより皆は!?」


オルレアは周りを見渡したが誰も居ない。状況が分からない。しかも身体が、下半身が治っている。傷一つも無い。

先程の出来事は夢だったのか?

手の中に何か握っていた。


オルレア「これは」


手の中にあったのは手汗が付いて少し濡れているが間違いなく魔石だった。

少しだけ色と大きさが違うがそれでもあの時の石だった。


オルレア「とりあえずここが何処か分からないから街の中に向かうか」


もうすでに街にみんな集まってるかもしれないし。

なにより助けてもらった仮を返さないと。

そう思い俺は街の中心へと歩き向かった。





次回:第二話 ガイス村

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ