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500文字の○○

2222299999333

作者: 井村吉定

本作はお手持ちのスマホで表記の回数だけ数字をタップ、またはガラケーの数字のボタンを押下すると元カレのメールの意味が分かるようになっております。

 別れた男から変なメールが送られてきた。


 件名:2222299999333

 本文:11729111117111100

    2222299999335511222


 スマホ社会の現代、メールなんて普通使わない。だからメールが来ていることに気付いたのは、送信されてから1時間くらい経ってからだった。


 正直訳が分からなかった。別れた女にメールを送ることもそうだけど、メールの内容自体が。


 元カレは機械音痴で、携帯電話はガラケーを使っていた。メッセージアプリで連絡してこない辺り、きっと今でもそうなのだろう。


 そもそも彼はメールすら送れなかった。何か私に連絡したい時は必ず電話をしてきた。メールの送り方なんて一体どこで覚えたのか。


 彼と付き合った当初、私は流行りに染まらない純朴な姿を素敵だと思っていた。でも次第に煩わしくなっていった。


 元カレはどんな些細なことでも電話してきた。鳴り止まない着信音に頭にきた私は、彼の電話を無視した。


 そしたら今度は職場に電話が掛かってきた。異常なまでの電話、電話、電話、彼との別れを決意するのにそう時間はかからなかった。


 ――ピンポーン


 一体こんな夜更けに誰だろう? 何か私注文してたっけ?


 ――ガチャ!


 あ。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

元カレが主人公に送ったメールの意味、分かりましたでしょうか?


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― 新着の感想 ―
[一言] くっ…… タブレットだからわからない(´・ω・`)
[一言] あーあ、電話の時点でヤベー奴なのは分かってたじゃない。 もう少し真剣に解読しとけば…。 そして基本の基本、相手を確認せずに玄関開けちゃいけません。
[良い点] 懐かしいネタですね [一言] キーボードのテンキーを見て首をかしげました。 テンキー(電卓)は左下スタート、電話のプッシュフォンは 左上スタートって、普段はあまり意識しませんよね。
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