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輝くもの

作者: るい

人魚さんと会話してみたくて書きました 辛い思い出も書けば 元気になる

声劇 輝くもの


海での出来事

ファンタジーなお話です




僕 「あ

僕は鍵を落としてしまった」


仲の良かった友達と離れることになって

鬱々としてた日々

元気出そうと

気分転換に海を見にきた

岩場でぼ〜って水平線を眺めてて

元気になりかけていたのに

ついてない


いっそ僕も鍵を追いかけて落ちてしまおうか


青い青い海の色を見つめていたら 海の中から見つめる目と出会った

!?

少年「ねぇ これ 貴方の?」

少年が現れた

僕「あっ、ああ、、うん、、そう。ありがとう。」

少年「そんなに岩から乗り出して 貴方も泳ぎたいの?でも、ここは潮の流れが激しいから

人間はやめといたほうがいいよ」

え?と思って少年をよく見たら ヒレがある 人魚!?

少年「あはは そう 僕は人魚

親からはあんまり人間に近づくなって言われてるんだ

でも、きちゃった」

僕「なんで きちゃったの?」

少年「鍵 その鍵 似てるんだ 僕の失くした鍵に

宝箱の鍵 大事にしてたんだけど

月の美しい夜にこっそり浜辺に遊びに行ったんだ

珍しいものにであるんじゃないかって

で、冒険してたら 大人に見つかっちゃって

連れ戻される時に

鍵落としちゃったみたいで さがしてもなかった、、」

僕「あ、、、じゃぁこの鍵で試してみなよ」

少年「?」

僕「これ 浜辺で拾ったんだ 僕じゃなくて友達が。

ふたりで歩いてて彼が見つけて拾って僕にくれたんだ

記念にって

君の鍵かもしれない 試してみて」

少年「ねぇ その友達はどこにいるの?」

僕「あはは、、もう、、会えないんだ

僕のこと嫌いになっちゃったから」

少年「喧嘩したの?」

僕「喧嘩じゃないけど

僕より気の合う友達ができちゃった

僕は彼が僕じゃない人の話を楽しそうにするのが耐えられなくて

さよならしちゃったんだ

だから

その鍵はもういらないんだ、、」

少年「そう?

とても寂しそうな顔してたよ

でもさ、

別れもいいと思うよ

寂しいってことも大事だよ

僕がこうして海の上に来るようになったのは

寂しかったから

人気がある子は海の中で満足しててこんなこと考えないだろうけど

僕はみんなといる方が寂しくて

誰もいないところを探してたら

ここにたどり着いたんだ

ビックリしたよ

全然違うんだもの

寂しくて何処かに行きたいと願わなければ

ここには来なかった

出会えなかった不思議で魅力的な世界

だから貴方もそんなにがっかりしないで」

「あ、宝箱開くか試してみる!

一緒に来る?

近くに隠してあるんだ!」

案内されて岩場の奥へと向かった

小さなくぼみの中にその宝箱はあった

鍵を差し込むと

ああ、宝箱は開いた!

少年「ほら!見て!」

高々と宝箱を差し上げて中を見せてくれた

驚いたのは僕だった!

僕「あ、このビー玉!僕のだ!

あ、ナイフ

あ、ハンカチ

懐かしいな」

ああ、そうだった

ビー玉もらったのは近所のお兄さんにだ

大好きだった

けど

お兄さんはクラブで忙しくなって

遊んでくれなくなった

そう、今までもいっぱい出会って

別れて

寂しくなって

別の場所に手を伸ばして

新しい人と出会ってきたじゃないか

なんで忘れていたんだろう

僕「ありがとう とっても素敵な宝箱だった

僕は僕の心の中の大事なもの

思い出せたよ」

少年「そうなの!よかった!」

僕「何かお礼させてよ!大事なもの見せてくれたお礼」

少年「じゃぁ 友達になって

またここで会って色んなこと教えてよ」

僕「僕も教えてほしい海の世界のこと!」

少年「これって

新しい世界に繋がる鍵だったんだね」







同じ思いの人によかったと褒められて嬉しかったです  辛いことも多いけどいいこともあると思います

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