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ー序章-通常と適当と運営

ナオが言うには

通常、エディットが終わって基礎スキルを選んで

ログインしたら

はじまりの街ーホープタウン

という場所の噴水の前からはじまり、

びっくりするくらい長いチュートリアルと街の説明、そして魔の森の奥にある古い城に魔王がいる

というわかりやすーいRPGのいきさつがあり


それぞれ自分の得意分野でみんなでクリアしよー!!的な内容らしい。


ちなみにナオは

基礎スキルは

戦士適正◎

体力増強

剣術

筋力増強

武器オール適性

を選んだらしい。うん。なんとなくアバターが想像つく脳筋具合。


そしてナオは始まりの草原でツノウサギをひたすら狩ってLV12らしい。


えっ?スライムは?ゴブリンは?


の質問に

ツノウサギ<スライム<ゴブリン

だからとりあえずー的な事をは自慢げに言っている中、俺は少しづつ怒りが湧いていた。


昨日も運営の悪ふざけの字を見た時、不思議に思ったが確実に俺が降り立った場所はみんなの目的地なのであり、

みんなのいる場所に行くには相当時間がかかるという事。

MMOゲームの良さを半減以上したかのような状況、

職業につけるのは最初の町の次の目的地の大都市であること。


つまり俺は

逆走しながら最初の町に向かわなければならず

職業にもつけるのは最後の方ということ。


そして俺はある事を思った。

こんだけ高いゲーム。(バイト代二ヶ月分)

なら第二層らしきものがあるのではないかと。


あるのであれば、あの森から逆走せず、レベルを上げて前に進めばそこに職業につける可能性。


ある意味最速プレイヤーになれる!!となぜかやる気に満ち溢れてきたマゾ体質な自分がいたことにびっくりした。


「あーそういえばお前はなんの基礎スキルとったー?」


俺は今までのいきさつ、スキルを全て言うと


「ぷっ、、、アハハハ、、そんなスキルでそこって勝てっこねー!俺なら速攻でやり直すわアハハハ

あっちなみに俺の名前、ナオのままでこれフレンドコードねー送っといてー助けれたら助けるわー、、

ぷっアハハハ」


ここで俺が怒りの最高値に言ったのは

言わずともわかるはず。




-その頃-

「はぁ?おまえあの鬼畜ストーリー、消してなかったの?誰かそのストーリーになったらクレームもんだぞ!!」


と怒りの声が響き渡る小さいオフィス。


「まぁ、大丈夫じゃないですかー?基礎スキルで職業適正つけず魔法適正もつけず、能力特化もしないやつなんていないでしょー!まぁあっても最初にやられて諦めるでしょー」


と明らかにチャラそうなやつがなにかをくるくるまわしながら適当に答えていた。


「あ、、あの、、いました。、、、1人

英雄の亡者を倒したプレイヤー、、、

英雄の亡者5匹だけフィールドに置いといたのですが4匹になってまして、、、」


チャラはそれを聞くとあげてた足を下ろし

慌てた様子で目の前のモニターを見つめた。


「リーダーどうしましょ?

なんか救済処置出したほうがいいですかね?

これ、進める事は不可能として戻ってもこれからのイベントやら全て参加できないですよ。

いや、もし間違って進めれたらギルド建設機能開放、上級職開放によって最初の町に転移できるようにはなってますが、、、」


最初に怒鳴った少し太めの男が大きく溜息をつく。


「はぁ、、、ダイレクトメッセージで謝罪とエディットし直した時、補填武器つけると送っといて。

今のうちに対処しとけばまだ他のプレイヤーとの差も大したないし、被害はないであろう。幸い1人だしな」


-ピコン-


ダイレクトメッセージを受信しました。

運営より謝罪。


なんか色々書いてあったが

俺は補塡もいらないしやり直す気もない。

ただ、最初の町にいつか行けるようにそのアイテム1つだけ下さい。と送り、


今日もログインした。


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