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詩集たちと呼ばせていただきます

はるなつあきふゆ

作者: MataUDka






一年




ぐるりと一周する


何の変哲もないこと





私は夏が好きだ




しかし気分によっては秋も好きだ




四季ってものは何であるんだろうか?



多分、私は人間が生きることを飽きないようにするためだと思う




単調は一番、人間が嫌いなことだ。変化がなければ人間は生きることに怠惰になりがちだ




春が来るから心は踊り出会いがあって



夏がくるから遊びたいし



秋がくるから夏が終わってしまったことに気がつく



冬がくるから冬支度をするし、人恋しくなる


そして忘れていた春のありがたさに気づく




こじつけかもしれない



多分人間のこじつけだ



単純に時の経ち方に名前をつけただけ…



かもしれない



時間が経つのはあっと言う間のことだから



年を取るのはあっと言う間のことだから




気がつくと過ぎた時間を気にしてしまうから


振り返ってしまうから



誤魔化すために



思い出すために



季節はあるのかもしれない



そうそれは


何の変哲もないこと




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