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今回は夕日よ昇れのネタばれを含みます。

そちらをまだ30話くらいしか読んでないという方(そんな人いるんですかね)

まず夕日よ昇れを40話くらい読んでからにしてください。

なんだそれ。そんなの関係ないよって言う方はどうぞ。


 冬休みなんかあっという間に過ぎた。まぁ、ほとんど外に出なかったけどさ。夏休みとあんまり変わらない過ごしかた。炬燵欲しいな。家は全部屋に床暖房とエアコンがある。けど、炬燵にはいってゴロゴロしてみたい。そしたらそこから出なくなるんだろうけどね。

 冬休み明けってさ、学校行くのさらにいやになるよね。大体寒い中歩いて校舎に行くのがしんどい。サボっちゃおうかな。なんか朝から生徒会室に呼ばれてるんだけど。僕、関係ないよね。よし、寝よう。おやすみなさ……。


『ピンポーン』

「こんな朝早くに誰?……寝る」

『ピンポーンピンポーンピンポーン』


しつこい。


「こんな朝早くに何の用!?……ぅえ?良?」

「どこが朝早くですか?とっくに登校時間でしょう。さ、さっさと着替えていきますよ」

「わざわざ迎えにきたの?」

「貴方がサボることなど明白でしたからね」


 その通りですよーだ。これは寝るわけにはいかないね。仕方なく僕は着替えて、朝食用に買っていたメロンパンを持って生徒会室に向かった。


***   ***   ***


 生徒会室に着くとすでに青葉と静香がいた。青葉はまだ眠そうだから、多分静香に連れて来られたんだな。


「清桜はまだみたいですね」

「もうじき来ると思うよ。ほら、淳起きてなよ?」

「ふあ……マジ無理」


 すごい眠そう何だけど。僕そこまでじゃない。お腹すいたしメロンパン食べよ。生徒会室って飲食OKだよね?なんて思ってたら静香がお茶煎れてくれた。メロンパンに緑茶って合うの?ま、いっか。いただきます。


「あ、皆ちゃんと来たね。じゃ、入ってきていいよ。ほら隠れないの」


 ちょうどメロンパンを食べ終わった所に、生徒会長が来た。ドアの所で廊下の方に振り向いてなんか呼んでる?誰がいるんだろうって思ったら、見知った顔が現れた。2つ……2つ?えっ……朝貴が二人?一人はいつもと同じ黒髪黒目。その後ろからもう一人茶髪で青い目の朝貴。……どゆこと?


***   ***   ***


 ……えっとつまり。今まで僕が知ってたのは茶髪の方でしかも朝貴じゃなくて夕貴。で、黒髪黒目なのが本物の朝貴。理由があって今まで通えなくて、夕貴が朝貴として通ってた……と。うわ、なにそれ。ていうか、すごいそっくり。今でもどっちがどっちだかわかんないよ。髪の色違ってて良かった。夕貴ハーフなんだ。カッコイイ。

「へぇ、夕貴君ってハーフだったんだ」

「はい、母がドイツ人だったみたいです。……あの、なんでそんなあっさり受け入れたんですか?」


 え、なんでそんなこというのさ。

 そう思った僕は二人の間に立ち、二人の腕を掴んだ。


「朝貴は朝貴だし、夕貴は夕貴。どっちも好き」


 今までの朝貴が朝貴じゃなかったからって、それでどっちも嫌いになる。なんてことはないよ。朝貴も夕貴も僕にとっては大事な後輩。今までとなんにも変わんないからね。皆だって同じ。

 嬉しかったのか、不安が解消されたからなのか。夕貴はポロポロ泣き出した。僕はそんな夕貴の頭を優しく撫でてあげた。やっぱりいつもとかわんない。これからも退屈しないですみそうかな。

ややこしいですね。朝貴と夕貴。

詳しいいきさつはぜひ夕日よ昇れ本編をご覧いただきたいです。

はい、何気に宣伝です。←


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