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これでようやくリンク作品が揃いましたぁ!


さらに執筆速度遅くなるかもですけど……許してください<(_ _)>

 

その人を好きになったのは、高校生になってすぐ。入学式で、壇上の端に控えていたその姿を見たときだ。僕、檜山澪ひやまれいは前から二番目だったから、僕のところからよくその人の姿は見えた。世間的には一目惚れというんだと思う。今までそんなこと信じてなかったし、あり得ないと思ってたのに。なぜかその人から目が離せずにいた。なのに、一回もその人と視線が合うことなんかなくて。ただ、その入学式で名前は知った。

――――生徒会副会長、榊原良介さかきばらりょうすけ

 当時高校2年生。なのにもかかわらず副会長を務め、成績優秀な彼は、まさに生徒の手本のような人だった。僕のところからはステージの裏も少し見える位置にいたから、そこで生徒会長になにやら注意をしていたのも見えた。そしてまた真面目な顔して式の進行を見守っていた。眼鏡の奥のその凛としたまなざしは、何を映してるんだろう。何が好きで、何が嫌いなんだろう。好きな人とか居るんだろうか。なんてことを式の間中考えていた。

 でも、それ以降あの人に近づけることもなく、半年がたとうとしていた時だった。僕は偶然、彼の秘密を知ってしまった。しかもそれを知ったことをその場で彼にも知られ、他言するなと注意していった。悲しいことに、それが彼との初めての会話だった。その後も、彼は何かと僕に構うようになったけど、それはおそらく秘密をばらされないように監視するため。恋愛感情なんか彼にはない。だったら――――僕が好きにさせればいい。

 それからさらに半年がたった。なおも僕の片思いは継続中――――



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