優劣などなし
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
生きてることに意味なんかないの。
ただの暇潰しでしかないの。
だから楽しんだもん勝ちなの。
これはとあるVTuberの方の名言をもじったものです。
趣味を脳裏に羅列する。ゲームも、刺繍も、料理も、読書も、博物巡りも、巡礼も、執筆も、燃えるだけ燃えて雪のように溶けて無くなっていった。けれどもブレーキを全開に踏み倒したのは、やはりゲームである。あれは本当に、夢中になってはいけない。
久方振りに友人と会って、何でもない話をする。最近は起きて、会社へ行って、寝るというサイクルばかりを繰り返しているので、提示出来る話題が全くない。
「新しいピックアップ来たみたいだけど、もう引いたの?」
「あー……今回は見送りで。というか面倒臭くて……」
最近は専ら、ログインさえ面倒臭くなってしまった。だからガチャ画面に移行するのも面倒い。故に最近は朝起きると同時にログインをして、後は明日まで放置というパターンが多い。
ネトゲハマると時間を費やす。やらなければならないものまで献上して、ゲームをしてしまう。だから今やってるゲームが終わりを迎えたら、新しいものはもう始めないつもりだった。
でもそれ以上に理由としてあるのが、潰しが効かない事にあると思う。
刺繍も、料理も、読書も、博物館巡りも、巡礼も、基本的に潰れることが無い。何処かしか知識が無駄になるということがない。だから思い切り時間を費やしてでもやれる。やれてしまう。
けれどもネトゲはサ終してしまったら、もうそれっきり。今まで培った知識も、課金して手に入れたキャラも、全て無駄になってしまう。他の分野で扱えたら良いのかも知れないが、そんな事はあるはずもなく。だからこそ、本気になれない。
「まぁよくある話だね。でもまぁ、好きにやって、好きに辞められるのが趣味の良いところだから。無理してやるもんじゃないよ。特にゲームは」
彼女の言うとおりである。楽しめなくなった時点で、趣味派辞めるべきだ。取り分け見返りがない場合は。
「君は真面目だからさ、『私が進めたゲームを途中で降りる訳にはいかない』って思って無理やりログインしてそうだけどね。
でも所詮、飽きたら辞めて良い代物だよ。人生に一時の華を添えるだけのもの」
どうやらバレていた様だ。ログインさえ面倒臭がっている事を。
でもまぁ、そうなのだ。そうなのだ。だったら、ゲームも他の趣味も大して代わりはしないじゃないか。
オマケ
「……君に聞きたいんだけど、何時も何時に寝てるよ」
「最近は九時半かな。なんならその為にゲームも切ってる」
「小学生か」
私がネトゲに夢中になれない、全てを掛けて没頭出来ない理由がこれなんですよ。
潰しが効かない。
サ終したらもう触れない。
遊ぶ事が出来ない。
他でその技術が使えない。
これが単純に嫌なんです。
好きな時に好きなだけやって、また好きな時に触りたいんです。
だから夢中になりきれない。
でも人生に意味なんてないんですよ。
死んだら全てサヨウナラなんです。
だからネトゲも他の趣味も、『途中で終わるからダメ』なんて優劣はないよね?
という話でした。
久しぶりにガチャ引くぞ〜。