舞台の主役は君じゃない
この、舞台とも言えるような計画を成功させることはできるだろうか。自分らしくない後ろ向きな考えに、苦笑する。
後ろ向きな気持ちになっている暇はない。自分の愛する人を守るためにも、絶対に成功させてみせる。
・・・
「...よって、私 ユゼロス・ローディルアは、この場を借りて婚約破棄を宣言する」
やっぱり、やっぱりこうなるんだ。
私は、近くに来た王子...ユゼロスの側近たちを警戒しつつ言葉を返す。
「ユゼロス様、それは何故ですか?」
聞かなくても理由なんて分かっている。
だってここはゲームの中で、私は悪役令嬢。何をしたって悪役回避も断罪回避も無理だろうし、全てを諦めて生きてきた。だから婚約破棄されるまで、実に10年以上の時間を無駄にした。
初めは優しかった王子だって、時が経つにつれ冷たくなった。形だけの婚約。よくある話。
多分これはトゥルーエンドかな?そうだったら確か流れはこうだったはず。トゥルーエンドは洗脳だったからよく覚えている。
ヒロインを何度もお茶会に呼んで、少しずつ薬漬けにする。それから洗脳し、自殺させる。もちろん遺書を持たせて。毎回盛られる薬は微量だから誰も気づかないし、お茶会に呼ぶほどヒロインと仲が良かったと言えば疑念の目は消える。頭がいい悪役令嬢だから、証拠なんて出るはずがない。
けれど攻略対象者の一人が自殺しようとしたヒロインを助けることで、完璧だった殺人が崩れ始める。
自殺に失敗したヒロインは錯乱し暴れるが、攻略対象者のおかげで正気を取り戻す。そして何があったか知った攻略対象者達全員とともに、悪役令嬢を断罪する。
断罪された悪役令嬢は、罪を認めた。その理由は真っ当に見えて自己中心的なものだった。
兄もヒロインにとられて、悪役令嬢は追放される。その後ヒロイン親衛隊に殺され、最後には獣の餌にされて終わり。他のルートもあるけど、これが王道だった。
最凶の悪役令嬢、というのがこのゲームの売りの1つ。どのエンドでも結局は死ぬけどね。確か洗脳以外にも、奴隷ルートとか愛妾ルートとか色々あったはず。
…ああ、ヒロインを虐めたって?ヒロイン誰だっけ?あいつかな。
ふわふわした薄紫色の髪に青い目という、いかにもヒロインな見た目。私の婚約者どころか、攻略対象者全員がヒロインの目や髪の色を使用した衣装を着ている。全員と結ばれたいだなんて、欲張り過ぎる。
罪状を聞く限り、トゥルーエンドの逆ハールートで間違いない。 一対多なんて、貴族なのにあり得ない。まあ、中身が貴族じゃない私が言えた事じゃないけど。
色々考えているうちに、罪状の読み上げが終わったらしい。
やっぱり洗脳ルートだ。薬が検出されたとか、精神的に大きなダメージを受けたとか言って私を国外追放したいらしい。私はそのどれもしていない。物語の強制力に抗っても、同じ結果になることは目に見えていた。それなら、動くより何もしない方がましだ。
「罪を認めたらどうだ?」
ヒロインが攻略した取り巻きたちがこちらを睨んでくる。感情丸だしな取り巻きの中に私の兄を見つけてしまう。ヒロインと交流して、感情を表に出さないことを忘れたの?全員、貴族失格ね。
ヒロインの取り巻き達ったら、すごい顔。中でも特にすごいのは、文官志望のフレ―ディック。眼鏡が反射して眩しいから、こっちを見るのをやめて欲しい。それに、眼鏡の下から物凄い悪意を感じる。
はぁ、そんな顔したらあなたたちの婚約者に引かれるんじゃない?
「貴方がしたことの証拠は既に掴んでいる!認めないと罪が重くなるだけだぞ!?」
フレ―ディックが、高圧的に叫ぶ。彼にとっての真実を暴くつもりだろうけど、今ので完全にアウト。一気に評価が下がったでしょうね。
あ、やっぱり。あっちの人、フレ―ディックを見てすごく引いてる。
女性が高位の貴族だったはずだし、これは婚約破棄になりそう。逆玉の輿が失敗してて可哀想。でも、フレ―ディックも攻略対象者だったからどちらにせよ婚約が破棄される。それならいいのかな?...そんなことないか。
いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない。弁解の時間だった。
けれど、こうやって他のことを考えていないと、きっと気が狂ってしまう。
「どうせ信じないでしょう、あなた方は。私が無実でも彼女のためなら有罪にする。ずっと分かっていましたし、だからこそこうやって生きてきたんです」
「あくまで罪を認めないつもりなのかな?」
また攻略対象者が出てきた。名前はイディール。遊び人を装っているけど、それにしては動きがぎこちないことで有名だったはず。
こちらに圧をかけるため、意識して丁寧な言葉遣いをしているんでしょう。
「ええ、そうです。そうですよ。私はそのようなことを行っていません。けれど、貴方達はそう言うと思っておりました」
「さっきフレ―ディックが言った通り、罪は明らかなんだ。ここまで証拠が残っているのに嘘を吐くなんて馬鹿のすることだよ?」
笑顔で圧を掛けようとしているんだろう、目が笑ってない。それに、目が据わっている。きっとこれが、彼が信じて行動した結果なんでしょう。本当に、賞賛したいくらいの覚悟ね。
「さっさと認めろ、悪役令嬢が!!」
そう叫んだのは、初めから近くにいた王子の取り巻きの1人。
一気に近付いてきたと思ったら、私の腕を力一杯捻り上げてきた。けど、痛みはさほど感じない。
確か、名前はヴィルード。本当は未来有望な騎士になるはずだった。しかし、婦女に手を上げた時点でそんな未来は一生来ない。
けれど、本人は弱いものを守っているつもりなんでしょう。
「ああ、やっぱりこうなるんですね。証拠なんて下らないしあなた方の持つ証拠なんて信用できません。濡れ衣やでっち上げばかりなのはわかっています。………だから、だから私は自分を守る術を身に着けたんです。ほら、私って心配性なところがあるでしょう?」
今まで何もしてこなかった。ヒロインを虐めなかったし、何にも干渉してこなかった。けど、私は魔法が使えた。だから独学で記録魔法を作って、常時発動することにした。もちろん今も発動している。
ヒロインが洗脳、奴隷、愛妾ルートどれを選んでも大丈夫なようにした。だって、心配だから。
回避できなかったとしても、短い人生を少しでも長くしたい。早死になんてしたくない。その思いから私は、もし断罪されても証拠を覆すことができるようにしておいた。
「まず、お茶会です。お茶会で私が薬を持ったとの証言があるそうですね。私が主催ではありますが、私は基本その場におりません。私と交流のある皆様が交流する場ですもの、私がいたら邪魔でしょう?いつも、少し離れた場所からお茶会の様子を見ておりますの。」
その位、調べたらすぐわかるはずよ?そう付け加えると、フレ―ディックがヒステリックに叫びはじめる。
最早恥も外聞も捨てているみたいだ。何語を話しているのかもわからない。
「煩いし眩しいから、静かになってもらっていいかしら?」
「なっ!?...目が、目の前が!?!?」
眼鏡の反射を反転させて、フレ―ディック自身の目に向かうようにした。某大佐みたいになっている。
これでしばらくは静かになるかな?
さて、今のうちに状況を整理しよう。
私はヒロインをお茶会に招待した覚えがない。それでもこうなるのは...ストーリーの強制力?
やっぱり何をしても断罪からは逃れられないみたいだ。ゲームと違って虐めてないし、接触すらしてないのに断罪されるのはさすがに酷くないかな?
「言い逃れはできなよ?ここに、あなたから脅迫を受けて薬を盛った者がいるからね」
もう考える時間は終わりみたいだ。
のたうち回るフレ―ディックの後ろから、イディールが令嬢を連れてきた。令嬢はそのまま前へと進み出る。
………誰?
ヒロインをイメージしたようなドレスを着ているあたり、ヒロインに絆された1人でしょう。そうでもないと、こんな状況で出てくるなんて命知らずのことはことしない。それにしても、ヒロインのために体を張りすぎじゃないかしら?
「私は、ユリーズ様に脅されてラディーエ様に薬を盛りました。いやだといったのですが、断ったら実家の両親や弟、領民の命はないと言われて仕方なく………。うう、申し訳ありません………」
演技をしすぎてて、気持ち悪い。こんなわざとらしい話し方だと、逆に周りが証拠の確かさを疑うって考えなかった?芝居より芝居してるという言葉がぴったり。自分に酔っていて、見るのも可哀想。
「薬を盛ったのは何月のお茶会ですか?そして私に脅された場所は?時間は?そして………まずあなた、誰ですか?」
あ、肩がびくってなった。最後の言葉が効いたかな?
張りぼてに騙されてあげる程私は優しくないの。さっさと終わらせてあげましょう。
「誰ってどういうことですか!?私は………あ、あれ?なんで!?」
お茶会の参加者に見えるよう魔法が掛かってたんだけど、無効化した。
私に魔法系、視認阻害は効かない。公式チート悪役令嬢だから。
ああ、焦ってる焦ってる。そうだよね、本当はヒロインの侍女だもんね。知ってたよ。皆が煌びやかな服を身にまとう中で侍女服でいるなんて、場違いすぎて可哀想!
「侍女に嘘を告白させるなんて、非道なことをするのね」
「そんな、違います!こんなの、こんなのありえない!!」
見事なほどの狼狽えぶり。ここまできて、言い逃れができると思ってるなんて、どうかしてる。
「私はあなた………ラディーエさんと面識がありませんし、そちらの侍女の方も存じ上げません。毒殺未遂の証拠は嘘だったようね。これでは、余罪の証拠が確かなものかも怪しいですわね」
なんとか余裕な顔をしているつもりだけど、腕を捻られ続けているのは案外つらい。断罪が始まってからずっとだから、腕に血が回らなくて冷たくなってきた。
ヒロインは考え中みたいだし、今のうちに何とかしよう。
「そうそう、ヴィルード様。婦女暴行は立派な犯罪ですわ。そろそろ手を離した方が賢明よ?」
「煩い!お前は罪人なんだから、これは犯罪にならない!!」
そうだろ!?と周りに呼びかけても、傍観者となっていた参加者達は何も話さない。
断罪劇の中心人物は、ヒロインなど一部を除いてほぼ全てが高位貴族。賛成と反対どちらにしても、今後の貴族生活に支障が出る。
それ以前に、今の状況で私を悪だと決めつけているのは貴方くらいじゃないかしら。どうせそんなことも考えられないのでしょう。
無言を肯定ととったのか、ヴィルードは自分が正しいとでも言うような顔をしてこちらを見ている。自分の判断にとても自信があるようだ。
「あら、そうなの?」
それが彼の結論なら、私が彼を倒しても問題ないでしょう。
なぜなら、私は悪女ですから。
「あなたの方が煩いわ、寝てなさい」
腕に雷魔法を纏う。相手が驚いて手を離した隙に、催眠魔法を掛けて眠らせる。派手じゃなくていい。既に収拾がつかない状況だから、これ以上事を荒立てたくない。
人が倒れたことで目に見えて焦るヒロイン。味方が減ったものね。ヒロインの取り巻きと王子は、ずっと固まっている。信じていたヒロインが嘘つきだなんて、信じられないんだろう。
「考える時間はもういらないでしょう?私は何もしていない。これで分かったかしら?」
「違う!!違うの!!!私は毒を飲まされたの!本当よ!?」
「そんな訴え、誰が信じるのかしら?」
「私が、私がこの舞台の主人公なの!!あなたは悪役、悪役なのに!なんでこうなるの!?」
泣き叫んでも誰も助けてくれない。ヒロインったら可哀想。
貴方の侍女はとっくにこの場から逃げ出している。攻略対象も棒立ち。そんな状態で助けなんて、来る方が奇跡じゃないかしら?
ヒロインをもっと追い詰めようとしたら、ずっと黙っていた王子が口を開いた。
「…これが舞台ならば、この舞台の主役は君ではない。」
「ユゼロス様。急に何をおっしゃるのですか?」
「………はぁ!?」
急に意味不明なことを言われたら、誰だって混乱する。ヒロインなんて口を開けて間抜けな顔を晒している。
「ああ、まだ言っていなかったな。」
一息ついたユゼロスは、凛とした声で言った。
「私 ユゼロス・ローディルアは、ラディーエ・アイディスとの婚約を破棄することを宣言する」
………………ラディーエ・アイディス?
私じゃない。婚約者は私じゃないの?なんで?
じゃあ今まで受けてきた王妃教育は何だったの?
「私が婚約者!?しかも婚約破棄って何!?!?」
ヒロインが騒いでる。それを見てたら少し落ち着いてきた。
とりあえず意味を聞かなければ。状況が全く分からない。
「婚約者は私だと思っておりましたが、どういうことですか?」
「そのままの意味だ。私の婚約者は、書面上ラディーエ嬢になっている。これは、ある予言によるものだ」
「じゃあ私は………?ユゼロス様は私のこと愛してなかったの!?」
「エスコートや一緒に出掛ける行為は、婚約者に対する義務だ。それ以上でも以下でもない」
だから殿下は彼女と頻繁に会ってたのね、それなら浮気でも何でもない。
けれど、そうなると私が受けた教育が何だったのかわからなくなる。それに、予言なんてゲームには無かった。
「それでは、私が受けた王妃教育は何だったのですか?婚約者でもない女性に王家秘伝の知識を与えるのは危険では?」
「それは予言に関係してくる。予言ではこうなっている。『王子の婚約者は策略により婚約破棄され、不幸になる』。私は、ユリーズを不幸にはしたくない」
殿下のまっすぐな目は、私に向いている。
その真剣な表情に、どうしようもなく心が揺れる。
「どういうこと!?私は不幸になっていいの!?最っっ低!!!!」
ラディーエさんが喚き散らすさまは、まるで獣のようでおぞましい。
せっかくの奇麗な顔が歪みに歪んで、醜悪な顔になっている。そんな顔をしたら、味方なんていなくなってしまいそうね。もう既にいないでしょうけど。
ふふ、まるで恩人の真似をしているような思考になってしまったわ。貴方にはこの思考が見えているのでしょう?
「そうではない。先程予言の中にあった『策略』とは、君…ラディーエ嬢が将来起こすとされたもものだ。自分が婚約者なのに婚約破棄させるなど、おかしいだろう?」
「そんな、そんなことありえない…………私はヒロインなのに…………」
「これ以上話をややこしくされると困るし、ラディーエ嬢には退出してもらおう」
ラディーエさんが、衛兵に引きずられていく。大量のフリルが付いたドレスが床をきれいにしていくシュールな光景に、少し笑いそうになる。
「さて、話を続けよう。まずはユリーズが王妃教育を受けていた理由を話そう。もう薄々気が付いているだろうが、ユリーズが元々予定されていた私の婚約者だからだ。そのため、彼女には婚約者ではない身だが王妃教育を受けてもらっていた。」
でも、そう言おうとした時に殿下が口を開いた。
「この事について、私の両親には確認済みだ。そして賛成していただいた。」
まさか、陛下や王妃様にも相談済みなんて。
つまりこれは、起こるべくして起こった結果なのね。
「そうだ、ラディーエ嬢に執心していた者たちの処罰は後に言い渡す。」
くれぐれも逃げるような真似はするなよ?と殿下が言うと、ラディーエさんの取り巻きをしていた人々の顔色が一気に悪くなった。
そんな人々の中に、笑みをこぼす人が一人。
「しかし、例外が一人いる。イディール・フィレンディーだ。」
周りがざわめく。意外だからでしょうね。
そう。彼は、私が何もしなかった唯一の人。彼のやりたいことは分かっていたもの。
「イディール、君が取り巻きになった理由は1つ。弟のためだろう?」
イディールには優秀な弟がいる。彼は、自分より才能のある弟に爵位を譲りたいのだ。しかし弟は頑固で、普通の方法では譲れない。
そのための遊び人のふり、そのための取り巻きへの参加。意志の固さが尋常じゃない。
「殿下、それを知っているなら私を罰してください。これは私のためでもあるのです」
「君は本当に馬鹿だな…………私の側近になった時点で爵位は継げないだろう?」
苦笑しながら殿下がそう言うと、
「……………………あ」
イディールは驚愕の表情で固まった。
少しして、今までの行動すべてが無駄だった…といいながら床にへたり込んだ。
まっすぐに行動するあまり見落としていたのでしょうね。
その顔に浮かぶ安堵と驚きは、やっと使命から解放されたようにも見える。
「説明は以上だ。参加者の皆には迷惑をかけてしまって申し訳ない。引き続きパーティーを楽しんでくれ」
殿下がそう言ったことで、ざわつきながらもパーティーが再開された。
その様子を確認してから、殿下がこちらを向きました。
「ユリーズ、すまないがついてきてくれないか?君に話したいことがある」
私には断る理由などないですし、そんなに緊張しなくてもついていきますよ
「ええ、勿論」
私が連れられたのは、庭園の噴水前のベンチ。
ここは思い出の場所。私と殿下が初めて会ったのは、ここでしたもの。
「懐かしいですね」
「ああ。ここでユリーズを初めて見たことは一生忘れない」
そんな真面目な顔で言うことですか?恥ずかしすぎます...
顔に熱が集まるのがはっきりわかります。夜で助かりました。もし日中だったら…きっと恥ずかしさでおかしくなっているでしょうね。
「ユリーズの恩人には、感謝してもしきれないな。…ユリーズ、今も君の中に恩人はいるんだろう?」
「ええ。婚約破棄の騒動の際はほぼ対処してくれましたわ」
私の中の私。もう一人の私は、テンセイシャというそうです。
彼女は私の未来を知っていて、その未来に驚いて逃げた私の代わりに、少しの間この体として生きてくれたのです。まあ、少し悲観的でしたが。
それは私の気持ちが移ってしまっていたと思っておきましょう。それほど衝撃的でしたもの。
殿下は、そのことにすぐ気が付いてくれました。
それが子供の時なので、もうお忘れになっていると思っていました。
「けれど、その存在を薄くしか感じられないのです。役目を果たして疲れているのでしょうか…」
私と混ざりあっていた彼女は、殿下が場をひっくり返したあたりから存在が薄くなっていきました。まだいると言いましたが、いるような気がしているだけかもしれません。
「そうかもしれないね。予言も、彼女が授けてくれたものだ。きっと予言から外れることを望んでいたんだろう。」
「そうですわね」
しばらくの沈黙。噴水の水が流れ落ちる音が、あたりを満たしています。
何かの決心をしたように、殿下が口を開きました。
「ユリーズ、......私と、婚約してくれないか?」
勿論、私の答えは初めから決まっています。
「ええ、お受けいたします。この為に、ここまでしたんでしょう?」
もしこれが舞台なら、殿下と私の恋物語になるのでしょうか。それとも、断罪劇?
舞台が幕を閉じる前に、私は殿下とともに幸せな未来を歩んでいくと付け加えておきましょう。
......ああ、ヒロインなら問題ありません。もう舞台に上がることは一生ないもの。
・なぜ予言として知っているのにいった本人(転生者)は覚えていないのか?
記憶が混ざって混乱しているときに書いたメモを王子が見たから。その内容を見て王子が行動した。
(書ききれませんでした...)
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