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悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
「ぬっ!」
勇者は突然駆けられた声に戸惑う。
勇者が振り向くと、そこにいたのは、
「もぅ。魔王様!柵木は使わないって約束したじゃないですかぁ」
紫色の花を生やした少女。
この少女も魔族であることは一目で理解できた。
「まぁ。注意しても、魔王様はいつものようにやるんでしょうけどねぇ」
少女はそう言って肩をすくめた。
この反応から考えて、魔王とそこそこの知り合いなのは確実。
どう答えるか考えたときだった。
目の前でうごめいていた魔石のモノが、完成した。
「いいではないか。今回の戦いで、かなりの敵を倒したのも事実なのだぞ」
その姿を見て、勇者はそう発言した。
目の前に現れたモノは、憎き敵。
勇者の仲間を大量に殺害した魔王の仲間だった。
だが、それで取り乱すほど勇者は勇者していない。
ーーコレを大量に作れば、柵木が亡くなる。そうすると。




