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悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
「魔王様?どうされました?」
目の前の魔族の少女は首をかしげる。
勇者は、警戒しながら距離をとる。
そして、一応1発は受けても大丈夫なように手を前に出しておく。
そこで、自分の腕を見て、
「っ!?」
目を見開いた。
なぜなら、その手が自分の物ではなかったからだ。
「……もしや」
勇者はそこで、その手に見覚えがあることを重いだした。
その手の持ち主は、
「魔王、か」
先ほどまで自分と激戦を繰り広げた存在、魔王。
その存在の腕が、自分の腕と変わっていると言うことは、
「俺が、魔王になってる?」
勇者は小声で呟く。
その青い表情を見て、魔族の少女は更に首をかしげるのだった。




