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悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
「『聖域』!」
魔王がそう叫ぶと、持っていた剣から光があふれ出す。
直後、魔王の姿が消えた。
「くっ!面倒な!」
勇者は即座に防御の魔法を使った。
ーー聖域。あいつが見つけるとは!
聖域。
狭い範囲ではあるが、その範囲にいるときだけ勇者(見た目が)のステータスが10倍になる。
ーー反応が遅れれば殺される。
そう思って、防御結界を張ったのだが、
「………ちっ!そっちが狙いだったか」
勇者に衝撃は来なかった。
魔王は、勇者本人に攻撃はせず、
「お前1人だけなら、どうとでもなるからな」
そう言う魔王の足元には、切り刻まれた化け物が転がっていた。
魔王は、勇者ではなく魔石から生み出された化け物を狙ったのだ。
「さあ、仕切り直しだ!」




