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悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
「で、伝令!!」
伝令は、魔族の軍にいる勇者の方にも来ていた。
勇者は、それに表面上では顔を曇らせていた。
だが、心の中では。
ーー魔王。お前は、俺がいないから勝つのは楽だと思ってたんだろ?確かに、このままだったら、お前の勝利は確実だったさ。
勇者には、この展開が読めていた。
この展開というのは、自分がいないと言うことで、魔族の軍が魔王の言いように操られること。
だからこそ、勇者は自分がとれる最善の手を打ったのだ。
それこそが、
「砦の女騎士、か」
砦の女騎士普段は。
森の中でひっそりと暮らしているが、勇者の知る限り人間側で5本の指に入る実力者である。
本当は、てきが総攻撃を仕掛けた際に、魔王城を奇襲する目的で配置したのだが、こんな所で役に立つとは思わなかった。
勇者は、それを知りながらも、
「女1人くらい、どうとでもなるだろう。3部隊くらい送っておけ」
「は!!」




