24/36
24.
悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
ーーなるほどな。
魔王は、伝令の報告を聞いて納得した。
「魔王は、敵の軍にいないのか」
魔王、つまり中身は勇者、が、戦場にいないことが分かったのだ。
ーー道理で、作戦が失敗したわけだ。
魔王は自分の考えた計画が失敗した理由も知る。
勇者がいないのだから、操れるわけがない。
「だが、いないと分かれば、操るのは楽だな」
魔王は、敵がいないのだから操るのも簡単。
つまり、魔族を完勝させることも出来ると考えた。
「よし!新しい作戦を伝える!!」
どんどんと弱い村に食料を放棄させ、人だけを都市に集める。
そんな作戦を伝えるつもりだった。
だが、それは新しくやってきた伝令兵によって遮られる。
伝令兵は肩で息をしているが、その表情はどこか明るい。
ーー嫌な予感がするが、
「で、伝令です!砦にいた騎士姫が、占領されていた街を奪還したそうです!!」
「……は?」




