17/36
17.
悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
「……では、奥の街を攻めると言うことでいいな?」
「「「はい!」」」
勇者たちは、攻める街を決定した。
魔族たちの食料を減らすために、あえて森を越えさせる道になっている。
「あ、あの」
会議を終わらせようかと考えたところで、地図をじっと眺めていた1人の少女が声を上げた。
勇者は発言を促すように、首を動かした。
「この森に、人間の砦があるみたいなんですけど」
そう言いながら、地図の1部を指さした。
確かに小さいが、人間の砦があるよう。
「ふむ。まあ、わざわざ砦1つに時間をかける必要もないし、1部隊で包囲するくらいでいいだろう。逃げることも出来ないはずだ」
ーーそうすれば、食料がつきない限り人間が死ぬ可能性も低いし。
勇者はそう考えた。
「了解しました」
少女たちも異論はないようで、首を縦に振った。
この遠征でどこまで食料を削り、魔族を減らせるか。
何はともあれ、この遠征が、魔族を滅ぼせるかの重要な鍵だった。




