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悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
「魔王、俺が悔しがってると思ってんだろうなぁ」
勇者は、魔王の様子を想像しながら、嫌らしい笑みを浮かべた。
さながらその様子は、人間に圧勝した魔王のような顔である。
「だが、俺の作戦は終わらない」
勇者がそう呟いたところで、数人の少女が勇者の元へ走ってきた。
少女たちは、それぞれ街を落とした軍を指揮していたモノたちである。
「ま、魔王様。お呼びと聞いて参上しました」
「うむ。想像より容易に街を落とせたからな。お前たちには、更に進軍して貰いたい。場所としては、この辺りが」
勇者は地図を開きながら言った。
すると、少女の1人が不思議そうな顔をしながら質問してくる。
「魔王様、中央軍が現在攻めている場所を包囲したりは」
「しないな。お前たちが侵略を行えば、人間たちにはそちらに対応しなければならなくなる。それなら援軍も来ないだろうし、中央軍でも容易に攻略が可能なはずだ」
「な、なるほど。了解致しました」
勇者たちはそれから、どこを攻めるのか相談していった。
少女たちも積極的に意見を出し、候補が挙がっていく。




