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悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
というのも書いています。
こちらも是非。
ーークククッ。今頃、ヤツは焦っているだろうな。
そう考えるのは、人間側の対象をしている、勇者の皮を被った魔王。
「勇者様。東側と西側は占拠されたとのことです」
「そうか。では、予定通りに進めてくれ」
「はっ!」
魔王は、魔族たちが攻めてくることを予想していた。
だから、その侵略が成功しやすいような手を取った。
ーー中央の町に人を詰め込む。後は、あいつらが勝手に死ぬのを待てばいい。
彼の取った手は、西側の街と東側の街を放棄させ、人を中央に集めるというモノだった。
中央の街は、左右の街に比べて農業が盛んである。
そのことを伝えて、食料の心配はないと人間たちをを説き伏せた。
「だが、足りるわけはない」
幾ら農業をしているからと言って、人口が3倍近く上昇して、それをまかなえるわけがない。
当然、食料が足りなくなり、餓死者が出たり、奪い合いが起きたりするはずだ。
「さて、勇者よ。魔王の力を思い知るがいい」
自分以外誰もいない部屋で、魔王は薄い笑いを浮かべた。
その目には、悔しがる勇者の顔がハッキリと見えるのであった。




